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さなのばくたん。というものがたりの起点のおはなし

最後に自分の誕生日を盛大に祝ったのはいつだろう?
そう思いながら、訪れたのは神奈川県川崎市にある商業施設
「LA CITTADELLA」。
今年もあるらしい、アレが。

そう、名取さなさんのお誕生日イベントである。

今年も奇跡的に現地で見る権利を得たため、さなちゃんねる王国の国民として盛大に祝わないといけない、…それは自分の誕生日よりも、ね。

今年も建物内の様々なお店とコラボしている。

コラボメニュー、今年は制覇することが出来たし、どれも大変美味しかったので馬鹿舌&レビュー下手だけれど書き残そうと思う。
どうか参考になれば嬉しい。

UBU TACOS
・アヘエビのサラダラップロール
アヘエビの焼印が可愛らしい、名前の通り全体的に軽く朝ごはんにもピッタリ、他のコラボメニューがややこってりめなのが多いのでそういった意味でも丁度いい気がする、個人的におすすめ。

・じゃがいもごろごろカレータコス
ホクホクとしたじゃがいもが口に拡がった後にカレーのスパイシーな風味と玉ねぎの甘さが来て、飽きが来ないで何個でも食べられそうなくらい美味しい。あまりタコスとか食べたことないので新鮮だったかもしれない。

・名取のお誕生日記念クリームソーダ
ピンク、なんかお祭りの屋台で見た事あるやつ!かわいい!いちごも乗っていてとても嬉しい!

食炒音
・名取といろりのきらきら金平糖入りラスク
金平糖を食べた後にラスクを食べるとはちみつの味をしっかりと確認できるかもしれない、多分。口の中の水分をアホ持っていかれる要注意。お土産にも丁度いいと思います(誰の?)。

・いろりのおすすめマンゴーシェイク
マンゴー特有の口に残るようなくどい甘さはなく、意外とスッキリした口当たりでミルクの濃厚さが合わさり、マンゴーが苦手な私でも美味しくいただくことができた。

・西郷ミールサービス謹製伊予柑ジャム&omochi食パン
ジャムってめちゃくちゃ甘いイメージあるけどそんなことはなく、単品でもパクパク行ける気がしてくる、というか行ける。買った方は是非最初に1口パクッと行ってみて欲しい。食パンはそのままでも悪くないが温めてから食べるとモチモチ度が増して良い。ジャムと合わせると無限に食べれると錯覚してしまうかもしれない、リピーターになります。(パンはオンラインショップがあるらしい…)

ラプチ フロマージェリー
・でっかいLOVEアヘエビリゾット
エビでハート型作るのは天才の所業。中までエビたっぷりでこれでもかってくらい口の中がエビとチーズに殴られる。

・ウェルカムカード付ハッピーバースデープレート
チーズ4種に塩漬けオリーブと生ハムが乗ったもの、これはお酒です、ワイン、ワイン!
インターネットの情報によると、チーズ4種は日によって違うらしい…。チーズ詳しくないから誰かどれがどのチーズか教えて欲しい笑。

・うさちゃんせんせえチーズティ
上2つのチーズでアホになった舌をチーズで流すのか〜と思いきやこちらはチーズの主張がそこまでなかった、というか他二つが強すぎて感じ取れないだけかもしれない、毎年思うけどうさちゃんせんせえのスタンプが可愛い。

白熊堂
・アポカリプ酢がけ週末かき氷
ヨーグルトソースがかけてあり、上にはカットフルーツが乗っていて酢をかけてなくても程よい甘さ、程よい酸味。そして酢をかけると酸味が強過ぎるのかと思いきやヨーグルトのくどさをいい感じに打ち消してくれて食べやすさがupし、思ってた37倍くらい美味しかった、というかもう1回食べたいと思うくらいには美味しかった。

・アヘエビかき氷
昨年から続投の奇妙なかき氷。いちご味かと思いきやなんと柑橘系の爽やかな味でブラッドオレンジというらしい、コテコテの見た目からは想像できない。口と黒目はコーヒーチョコ、白目はマシュマロで中にはカットされたオレンジが仕込まれている。皆さん食べ物で遊んではいけないと思います。

・名取のお誕生日記念いちごタルトかき氷
かき氷でありながらカスタードクリームによってタルトっぽさも味わえてお得。なんと中にもいちごとカスタードクリームが隠れておりさらに嬉しい。私は食べ方が下手くそで、めちゃめちゃ零しながら食べたから、食べ方のセンスが問われると思われる。

・ほうじ茶ラテ
この時期のかき氷に対するヒーリングアイテム、というかまだそこそこ寒いのに行列ができるかき氷屋is何???
食べ合わせ?飲み合わせ?はアヘエビかき氷が1番良かったかもしれない。カラフルなアラザンが入っていることに気が付かずに噛んで驚いた方々は少なくない、はず…。

これ以外のお店でもイベントチケットを見せると割引だったり、ソフトドリンク無料だったり……、至れり尽くせりですね。どこのお店も店員さんの対応が優しくてオタクくん涙出ちゃった。許されるなら全店舗行きたかったですね。




さて……

キービジュアル、3月7日イベント当日のおはよう絵、ミニアルバムジャケットの絵、そこかしこに描かれた名取さなの姿は何処と無く昔の姿を彷彿とさせるものがあるような…。
ハロー・マイ・バースデー、このタイトルも少し意味深だ。
いよわさんが作詞作曲した新曲「パラレルサーチライト」
いよわさんと言えば曲調と変拍子が独特で特徴的な曲が多く、真っ先に思い浮かんだ曲は「きゅうくらりん」「1000年生きている」。

これらから連想されるのはやはり彼女のもうひとつの姿。
今年のばくたん。は何かある…、そう身構えずにはいられなかった。

少し暗めの内容なのかなと思ったのだが、
冒頭で歌った曲
「メチャ・ハッピー・ショー」
「エッビーナースデイ」
そしてカバー曲「happy bite」
…関係ないけど、八九寺の曲歌う名取、なんか合うし良いなぁ…。
ポジティブで明るい曲に3連続で畳み掛けられ先程の考えは杞憂で終わるだろうと感じた。

個人的は内容予想では、時間遡行で過去に行き、何らかの方法で未来の結果を変えていくみたいな感じかなと〜思った。

そんな予想は全く掠りもせず、平行世界で王、キョンシー(?)、学生として過ごしている自分自身を見て悩みを解決していくお話。
度々「羨ましい」とか「いいですね」などという言葉を使ってた気がする。

「パラレルサーチライト」もこちらの予想を大きく裏切るようなアップテンポでとても明るい曲調、歌詞。少し落ち着かせた後のサビの高音と疾走感、ラスサビの転調、最高だった。
…180度違う世界を見ているのは?

それぞれの悩みを解決し、無事元の場所に戻ってくる。これで最高の誕生日イベントの作り方の条件をクリアしたらしい。

お馴染みの重大発表コーナー。
どうやら今年は夏祭りをオンラインイベントとして開催するみたいだ。
お祭りと言えばメチャ楽しい気持ちなのでうさちゃんせんせえぴかぴか棒をレインボーに光らせて喜びを伝える。

…本当にこれで終わりなのか?このまま今年も大団円でおわるのか?いやでもしかし…、頭の中で様々な思考が飛び交う。

「他の世界の名取はお悩み解決って感じでスッキリしてて良かったですね、羨ましいですね。」
名取のそんな言葉とともに異変が起きる。

立っているのは黒い病衣を着ている少女、会場の空気が張り詰めたのを感じた。

実はここから先の内容、あまり覚えていない。
名取がこの名取を受け入れ、新曲を披露した事は辛うじて理解出来た。

飲み込もうとしても脳がそれを拒んで、飲み込むことができない感じだった。それくらいの衝撃だったし、名取が歌っている時もペンライトを振る気分になれず、終わって画面が暗転したあともずっと混乱してた。
アンコール?そんな雰囲気ではない、どうなった?

いろりの声でようやく我に返る。
どうやら今年はこれで終了みたいだ。




もう既に様々な考察や感想を書かれている方がいる。
Twitterでもたくさん流れてくるその内容はどれもとても共感でき、何度も頷いた。
これだけたくさんの方々が書いているなら自分は書かなくてもいいかと思った。

…だけど、

ーたとえ不格好だとしても、私も文章として残したかった。

1回目のばくたん。のテーマはお誕生日会。
2回目のばくたん。のテーマはショー。
そして3回目、ハローマイバースデー…、どうやらタイトルがすべて物語っていたみたいだ、自分自身と向き合う物語。
初期からあったこの陰りがあった部分とどう向き合うのか気になってはいたが、この1年では多少の表現はあったものの大きく進展することはなかったからこちらもあまり気にしないようにしていた。
表現はアレだが、腫れ物を扱うかのような…、そんな感じでこのまま最後まで小出しにしていくんだと思ってた。

その場では私自身が向き合いたくなかった展開だったから、記憶にちゃんと残ってないんだろうなって。今思えば、きちんと自分自身と向き合った名取に対してあまりに失礼だったと思う。
あれをあの場でしっかりと噛み砕いて文章として出力できる人達は本当にすごいと思う、自分には到底真似出来なかった。

物語は始まりがあるなら当然終わりも同時に存在する。だが今回は物語の終わりなんかではなく、過程の一つだったみたいだ。私はそれを観測することができて良かった、本当に…。
過去にも随分と自分勝手なことを書いていたが、そういう私個人が推測すること自体が名取への縛りになるような気がしていた。
様々な憶測が飛び交う中、名取は5年目の誕生日という大切な日にその''答え''を出した。自分の後ろめたいことや弱みを、他人…しかもあんな大勢の中でさらけ出し、あろうことか約束をするから見ててと言わんばかりの演出、一体どれ程の勇気を必要としたか、私には計り知れない。
そして、その真摯な行動には尊敬する他ない。
すごい友達が沢山いるとか言っていたが、名取もそのすごい人の中の1人だということを自覚するべきだ。

アーカイブやイベント関連のツイートを見返してみると今回もなかなか仕込みが細かいことに気付く。

カウントダウンツイートにイベントの内容がそのまま絵になっているし、本も4冊持ってる…。
いや気付けないでしょ笑

オープニングムービーにも各パラレルワールドの景色?と病室っぽいものも…。
水平思考ゲームの回答もどこか名取と被るような…。

今回カバーした曲「happy bite」も「全部ホントで全部ウソ」もテーマに合わせた選曲なんだと理解できる。本当に、本当にいい選曲だと思う。そういえば「happy bite」がOPとして使われていた時の物語は「まよいキョンシー」だし、内容も時間軸が関係する話だったような…。名取の帰り道が聴きたいなーとかナナヲアカリの曲何かカバーしてくれないかなーとか考えてた自分自身を少しひっぱたいてやりたいですね。

モンダイナイトリッパーの振り付けも少し去年と変わってる気がする。

空回るのが怖かった私も
似合わないことなかった服も
何ひとつ置いていかないから
病める時も 健やかなるときも
「ありがとうね」って私は言える
踊るように扉を開いて

名取さなオリジナル曲「ゆびきりをつたえて」より

ここからまた新しい物語が続いていくのだろう。

さなのおうたのフレーズと共に流れた映像、こんなん泣くに決まってる。


今となってはもはや私の日常の一部分として成り立ってしまっている名取さなという存在。2年前がピークだった熱量だが、何事も飽きっぽい自分でもいまだにその熱量は消えずに存在している。今回の一件で、いつまでこの熱量を持ったまま飽きずにいられるだろうか、という不安は取り除かれたと思う。

名取の活動を追うこと…。
それが、いつも名取の配信で笑わせてもらったり元気を貰ってる私が名取に対してできる精一杯で唯一の方法だ。

憧れや夢を思ってそこで終わりにせずに、一つ一つ叶えていく名取さなは本当にすごい。


…いい加減私も向き合うべきかもしれない。
ーいつかちゃんと飾ろうと思って買うだけ買って放置しているグッズの数々と。

これは混乱したオタクが会場で最後に収めた写真

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