5時起床。すでにかなりの人が出発した後。ゴソゴソと準備をして、僕らも高天原山荘を出発。朝もやのたつ気持ちのいい湿地帯に月が浮かんでいる。

昨日の高天原峠まで戻って、雲ノ平方面に。かなりの急登が続く。朝一でなかなかキツイ。が、昨日みたいに遅れたくないのでがんばる。昨日よりは体が動く。なぜならサコッシュをしなかったから。サコッシュに憎しみすら覚えてる。

ようやく開けた場所に。天気も気温も見晴らしも最高。

仲間の一人が、ここまで全然携帯が入らなく家族に連絡したいということで遅れる。先に進む。

上がったところで、その彼がなぜか進んでこない。踏み跡が浅く、取り付きが見つからないみたい。まずはそのサングラスを外せ。と思ったけど、しょうがないので迎えに行く。

そしていよいよ雲ノ平山荘。

いや全くすごいところにある。近づくとガンガンに音楽かかっててびっくり。かっこいい。

腹減ったので山荘前のベンチで朝食。とんこつカレーラーメンに乾燥ほうれん草入れてゴリゴリ食う。うまいけど、ちょっと濃い。うーん。棒ラーメン系はなんか違うかなー。もう夏は持っていかないかなー。
山荘に水を買いに。きれいな内装。一度泊まってみたいなー。

三俣山荘に向かって出発。最高のトレイルを歩く。

雲ノ平のテン場を覗きながら歩く。徐々に暑くなってくる。
祖父岳の分岐手前で一人が「カメラがない！！」って騒ぎ出す。

昨日温泉で撮った「ひどすぎる写真」が失われてしまう・・・

僕たちは分岐で待ちながら、一人走って戻っていく。

「相変わらずやらかすなー」なんて言いながら、とりあえず絶景を眺める。

雲ノ平山荘と薬師岳

ふと怪しげな鳴き声が。雷鳥発見。

おー。久しぶり。

とかやっていて、ふと気がついたら、むちゃくちゃ遠いところまで戻っている。「ん？そこら辺でカメラ出してないでしょ」って思って、「あ！！」ッと思って彼が置いてったザックみたら、カメラホルダーがザックの下の方にぷらーんってずり落ちてるだけで、目の前にあった。大爆笑。

ちょうど向かいの稜線あたりまで来たので大声でよびかける。気がついたようで、走って戻ってきた。

彼がトレランに目覚めるきっかけになった「下山中に財布を山頂に忘れたと思って取りに山頂に戻ったら車に置きっぱなしだった事件」 の再来。そんな彼も、あの事件で覚醒し、今や仲間内のだれよりも高い登坂能力を開花させ、タフな登山をこなす人になった。ルートが読めないのが玉に瑕だが。

というわけで、黒部源流碑を経由して、三俣山荘に向けて再出発。

黒部源流の渡渉ポイント

水が乏しくなってきたので、ここで汲む。ヒエヒエでうまい。

そして、三俣山荘到着。すげー洒落てる。友人たちはオムライスを食うとのことで、僕はその食欲はないし、先に進みたいので、一人先発。出掛けに、別の人が頼んだオムライスの量を見て「ああ、これは二人共動けなくなって、巻くな」と思った。ヘリがおもむろに小屋にやってきてびっくりする。

快晴の炎天下の中、三俣蓮華岳の頂上に

すげー景色！！右手奥が槍

自撮りして仲間に報告。ようやく電波入った

続いて双六岳に。遠いー

右手の稜線沿いに奥の方に双六岳があります。遠い。左手から中程に抜けているのが巻道or中道。たぶん、後発組は巻くだろうと予想して、ちょいちょい巻道の方を見るがそれらしく姿はない。たぶん、珈琲まで飲んでゆっくりしているなと予想。

延々歩くこと1時間、徐々に雲が濃くなってくる。日差しが遮られて身体的にはとても楽。腹も減ってきた。というか、ちょっとハンガーノック気味。

ついた。自撮りして仲間に報告

腹が減ったので、とにかく飯。ベーコントマトクリームリゾッタに追い乾燥トマト。これはうまい！！

一緒についたおじさんと話しながらゆっくり完食。していると、突然二人が現れた！！！！うそ！！！！！あの量のオムライス食って、このスピードで上がってきたの？？？！！！すげーなあ。

写真撮って、今夜の停泊地、双六小屋キャンプ場に。

広いしガラ空き。曇ってきて日差しも柔らかく、最高。

※帰ってきてからインスタグラム眺めてたら、この時の様子が別の方の写真に映り込んでてびっくりした。こういうことあるんですね（シャツは汗だくで着替えてる）

というわけで、生ビール

最高です

またもそこそこ時間を持て余し、延々、しょうもない駄話。ちなみに、小屋一帯はドコモ携帯入りませんでした。SBは入っていたっぽい。

夕方、飯。池があるせいか、虫が多い。かなりのアタックをうけながら、リゾッタと今回のチャレンジ枠、AMANOの牛とじ丼。うまい。が、乾燥ごぼうとかあるともっとうまくなるな。これは次回アップデートできる。

小屋でウイスキー買って、更に晩酌。あっという間に夜。星空も出ず、早々に就寝。あと1日。