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常念岳・大天井岳・燕岳:2017/8/18~/20

7月の燕岳が最高すぎて、8月は最低2泊3日縦走で行こうと決めて、別のチームを誘って計画。

2泊は初めてで準備がいまいちピンとこない。しかも直前まで天気が不安定で、うーん。でも、まあ、絶対晴れるでしょと決行。一人仕事で来れなくなって、6人で出発。大所帯になったw

5時に新宿集合、しゃくなげ荘の駐車場8時着。ギリギリ雨降ってない。そこからタクシーで一の沢登山口へ。小雨。うーん・・・登山届出して、出発。そこそこの雨。

雨の沢沿いを、ずっとこんな調子で上がっていく。うん。汗と小雨でずぶ濡れ。ほぼコースタイムで常念乗越に到着。雨止む。テン場空いてる。テント設営し始めて、フライ取り付けたあたりで、強く降り出しやがる。何もできなくなって、とりあえず荷物を全部テントに放り込んで、弱くなるのを待つ。フライがきちんと固定されて無くて、風でずれ込んで雨が入り込んできて中も結構濡れる。小屋泊の4人は今頃ビール飲んでんだろうなと思うと怒りが湧いてきて、とりあえずレインコート着て、フライ調整してペグ打ち込んでテントを機能させる。

テントを立て終わったら、雨止みました・・・
晴れてれば槍ヶ岳が目の前に見えるらしいんですけど、グレーの壁。しかも濡れきって寒い。悲しい。とりあえず、着替えて小屋泊の同行者と合流。のんきに生ビール飲んでる。一緒になって飲む。少し体温まる。同行者の一眼カメラいじって遊ぶ。楽しい。

雨がまた降ってきたテン場に戻ってメシ。体は温まるけど、とにかく濡れた服を出来るだけ乾かそうと狭いテントで四苦八苦するけど乾きやしない。むしろ飯炊きの蒸気でテント内が濡れてる。夜空はびっくりするほど晴れ上がり星がきれいだった。これは朝日が期待できると、小屋やテントで寝続ける同行者を追いて、常念岳に一人であがる。濡れて滑る岩場を暗闇の中1時間。

途中まできれーな街あかりが見えてたんだけどね。頂上真っ白。しかも、下の連中はきれいな朝日見れたという。

下が明るいからこういう感じなる。これはこれでよいが
テン場に戻って朝飯食って撤収して、小屋に向かうと一人いない。高山初めての仲間が高山病かも?ということで小屋で診療受けているとのこと。うーん、しょうがないけど無理は出来ないから「下山するか」みたいな感じに。戻ってきたら思ってたほど悪くなく、まあ、動けるとのことなので、次のピークまで1時間で調子が悪かったら引き返して下山という条件にして進む。小雨が続くけど、予報は晴れを信じて進む。徐々に晴れ上がってくる。そこに一報。仕事で行けなくなった仲間が、逆の燕岳から登り始めているとの連絡。うそでしょ???!!!!稜線で落ち合うとか熱すぎる。チームのテンションあがる。

高山病疑惑も大丈夫そうで、というか、むしろ先頭きってぶっちぎっていく感じで、空も完全に晴れ上がって夏山最高!!!

大天荘に到着。早めの昼ごはんを食う。みんなが大天井岳に登っている間に、濡れたものを全部乾かす。水分飛ばせば1キロは軽くなるはず。なにより着替えができる。湿気ったシュラフもカラカラになって完全復活。乾いてるって最高です。みんな戻ってきて、燕岳にむけて出発。

晴れてりゃ岩場も最高に楽しい。
先月来た大下りの頭に到着。ここから見える槍ヶ岳を期待してたんだけど、全く見えず。実はここまで槍ヶ岳を一切見ていない。このルートの醍醐味なのに。更に進む。

反対側から見知った人が近づいてくる。逆から上がってきた仲間だ!ついに稜線で遭遇。熱すぎる。これは楽しすぎるのでまたやりたい。

そのまま一緒に燕岳に。テント立てて、時間早いけどやること無いし、もう明日下山するだけだしですっかり緩んで燕山荘前で昼過ぎから酒盛り。人が多すぎて布団一つに男二人かも?という事実を知りテンパる小屋泊組。結果きちんと寝れたらしい。夕日は見れなかったけど、星空はものすごかった。翌朝。朝日を見に燕岳山頂を目指す。

ようやく槍ヶ岳が姿を現す

HALOとケルンと瞑想
最高の朝だった。軽く朝ごはん食って、撤収。体は全然元気。合戦尾根を走り下りる。合戦小屋でスイカ。うめー。また走り出す。楽しすぎる。アルトラがズルズル滑るけど、それも面白い。危ないけど。コースタイムよりかなり早く下山。仲間を待ってタクシーでしゃくなげ荘に戻る。しゃくなげの湯で2日分の垢を落とす。サウナがヌルくてあれだったけど、熱湯と水風呂で整う。近くのラーメン屋でたっぷり食って、帰路へ。高速は少し混んだけど、無事、初の縦走は終わり。楽しかったなあ。

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