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【4】絶望のコロナ禍と、希望の武道館|戦極・MC正社員と振り返る「ShowbizとしてのMCバトル史|第四章」

バトルシーンの在り方を見つめ直すべく、その歴史を振り返る対談企画第4回。今回もライターでラッパー、元戦極運営スタッフのアスベストが、戦極オーガナイザーMC正社員に話を聞いていきます。

今回は、コロナ禍におけるシーンの動きに迫ります。ついに世の中に発見されたMCバトル。TV露出を機にヘッズ・プレイヤーの両面で人口が拡大。生まれるスター、出そろう主要団体、大きくなっていく大会規模、上がり続けるレベル。そんな絶頂期にあったバトルシーンを、コロナは直撃しました。

もうバトル…というかエンタメは終わりなのでは…あの時期に、あの場所にいた人達の記憶には、そんな危機感が今もありありと残っているのではないでしょうか。その戦いを、改めて振り返ります。


【第四章|2020~2022】盛り上がるシーンを襲ったコロナ禍。相次ぐイベントの中止・潰されたMCバトルの醍醐味。そんな中で向かった、戦極・武道館への道

緊急事態宣言下の某ターミナル駅

アスベスト(以下・アスベ)「今回もよろしくお願いします」
MC正社員(以下・正社員)「はい…よろしくお願いします」

アスベ「今回は、きつかったであろう時期を振り返ることになりますね」
正社員「そうだね。正直おれは、一番キツかった時期かもしれない」
アスベ「改めて振り返ると2020年1月15日、国内では初のコロナ感染者が認められました」
正社員「うん、それからは毎日の様にニュースで感染者や死者などが報道されていたよね」
アスベ「2020年4月に初の緊急事態宣言、これが何回か、2021年7月~9月まで続きます」
正社員「うん。まんぼう(まん延防止等重点措置)も含めたら、かなり連続して何らかの制限があった」
アスベ「そうした命令めいたものが出ていなくても、三密・長距離移動・マスクなどに世は敏感でした」
正社員「だね。県外ナンバーの車がいたずらされたりね。今思い返すと、本当に異常だった」

不安。コロナ禍は永遠に続くのでは?

アスベ「正社員くんとしては、コロナが国内で広がり始める様子を、どう見ていましたか」
正社員「いや、ヤバいでしょ。バトルどころかエンタメ系の業界は全滅するんじゃないかと思ったよ。お笑いとかさ。周りの他業界の知り合いとかも絶望感すごかったよ」
アスベ「戦極は、どんな状況でした?」
正社員「まずキツかったのは、決まってたイベントが中止になっていったことだよね。U-22の初ZEPP、福岡でやる予定だったイベント、名古屋での開催を予定していた戦極22章…他に走らせてたいくつかの戦極のサブイベントも不透明になった」
アスベ「一気に予定が白紙になった?」
正社員「いや、それが違うんだよね。徐々に中止が決まっていくわけですよ」
アスベ「ああ!そりゃそうか…いつまでコロナが続くかなんてわからなかったもんね」
正社員「このイベントまでには収束しているだろう…ダメだった、中止。これはさすがに大丈夫だろ…ダメだった、中止。その繰り返し」
アスベ「心削れるね…多分、世の中の関連業界はみんなそんな感じだったろうね」
正社員「だと思うよ。バトル界隈で言えばUMB・KOKが地方予選を全面中止にした時は、いよいよヤバいなと思ったよね」

バトルを開催できても、面白いのか?

アスベ「でもバトルの開催自体はさ、やろうと思えばできたんじゃないの」
正社員「まぁ最終的にはその方向に舵を切ることになるんだけど。でもはじめは“やったとして意味があるのか”って気持ちになっていたよ」
アスベ「人が来ない的な?」
正社員「来ないもなにも、人数制限でそんなに人を入れられないしね。でも、集客というより面白いバトルが出来るのかという不安の方が大きかったよ」
アスベ「と、いうと…?」
正社員「三密をはじめ色々な制限があったわけだけどさ。それがバトルの醍醐味を全部封じたのよ。対面でモノを言い合う形式、やばいライムに歓声を上げ、勝敗もお客さんの歓声で決める。そういう“ここが面白い”って魅力が不十分なバトルをやっても成り立つのかなって…」
アスベ「なるほどね…ただでさえ出演者が普通のイベントより多いのがバトルだし」
正社員「コロナとのかみ合わせという意味では最悪だったね」

でも、何もしない訳にはいかなかった。

アスベ「それでも正社員くんは、徐々にバトルイベントを再開しはじめると」
正社員「うん。このまま何もしなかったら戦極というか、バトルシーンそのものが無くなってしまうという危機感があったよね」
アスベ「いつ終わるかも分からないしね」
正社員「そう。はじめの内は“コロナはいつか終わるだろう”という認識だったけど、それがある時を境に“永遠に収束しないかもしれない”という認識に切り替わった」
アスベ「確かに。永遠は比喩にしても“10年スパン”とかは全然ありえる雰囲気だったよね」
正社員「うん。だから何とか工夫して、バトルイベント自体は続けていこうと決めた」

アスベ「工夫と言うと具体的には?」
正社員「細かい点で言うと、まずは感染対策だよね。バトルMCの間にビニールシートを張る。観客の人数・歓声の制限。勝敗も歓声ではない、審査員形式の大会を増やしていった」
アスベ「懸念されていたバトルの醍醐味を制限された中での、開催という感じだね」
正社員「ZEPP開催が中止になったU-22のリベンジマッチをクラブチッタ川崎でやった時も1000人キャパの箱で観客はMAX100名・立ち上がるのも歓声もダメ。異様な雰囲気だったよ」
アスベ「たしかリーグ戦形式とかも、この辺りで始めてなかった?」
正社員「あれも最初の発想は“トーナメントに比べて出演者の数が少なくて済む”だったんだよ」
アスベ「あー!なるほど!!楽屋とかも三密禁止で、出演者の数にも制限があったわけか」
正社員「そう。ただバトルMC達も、やりにくさとかはあったと思うけど、そんな中で良い戦いをしてくれて。心の励みだったよね」

「戦極」「凱旋」「真・ADRENALINE」結束

出典 https://spice.eplus.jp/articles/270878

アスベ「ちなみにこのチッタのU-22は、三大会合同のキャンペーンの一環だったよね」
正社員「そう。SAVE THE MC BATTLEと銘打って、3大会合同の催しを打つことが増えた」
アスベ「改めて振り返ると、配信に注力しているのが、コロナ禍発のエンタメって感じだね」
正社員「うん。なにせ会場はキャパ300の箱に30人しか入れられない様な制限掛かってたし」

アスベ「3大会合同に着目すると、主要団体の中で戦極・凱旋・アドレナリンは特に繋がり強いですよね」
正社員「それもこの時期からだね。色が同じという訳ではないけど、広い括りで見ると似てる大会だから共同戦線を張るにはよかった。もともとACE(アドレナリン主催)はラッパー1本だった時から戦極の常連だったし、怨念(凱旋主催)は戦極やほかの先輩イベントをリスペクトしてくれていた」
アスベ「付かず離れずな距離感だったものが、コロナを機に一気に結束が増した感じだ」
正社員「そうなるね。ACE・HIDE(アドレナリン主催)怨念とは、三大会合同の定期ミーティングを今でもやっているんだけど、それもこの時期から始まったものだね」
アスベ「みんなで3大会を一緒に運営している様な感じなのかな?」
正社員「一緒に運営か…まぁそういう言い方もできるかもしれない。お互いの得意分野に関しては、イベントの垣根を超えて助け合ってるって感じかな」
アスベ「他人事みたいな言い方ですが、コロナ禍もわるいことばかりじゃなかったんですね」
正社員「そうだね。そう考えると、あの苦労も報われた部分があるのかもしれない」

※コロナ禍を機とした結束が、数々の合同イベントなどにも繋がっていくわけである。

※私事だが画像左上の戦極10周年にはアスベストもサブ司会として8年ぶりに参加している。

コロナ禍の中、向かった武道館への道

アスベ「そんな中での武道館開催ですけれども…正確な日付っていつでしたっけ?」
正社員「2021年10月だね。緊急事態宣言が2021年7月~9月だったから………」
アスベ「当時の感覚で言うと、コロナ禍真っ只中だよね。武道館のスケジュールを押さえた時点で、もうコロナ禍には入ってたの?」
正社員「武道館開催自体を決めた時はコロナ禍の前だったかな。コロナ禍が始まってからもこんなに長引くなんて誰も思ってなかったし。でも会場を正式に押さえた時は、コロナ禍真っ只中だったよ」
アスベ「そもそもの話をすると武道館開催の目的は何だったの?」
正社員「それはずっと言っている通り、俺の願いはバトルシーンの拡大ですから。その役割を…おこがましいかもしれないけど、俺がやるんだ!と決めた日から武道館開催は1つの、外せない通過点だとずっと思っていたよ」
アスベ「それを出来る力がやっとシーンや戦極についてきたタイミングでコロナだもんな…」
正社員「ね。でも武道館は借りようと思えばいつでも誰でも借りられる場所じゃないからさ。おいそれと開催自体をやめますってわけにはいかなかったし、俺もイヤだった」

俺がいつまで生きていられるか、分からない

アスベ「ちなみに2021年10月開催って決めた理由はあるの?」
正社員「ある。けど迷ったよ。実は最初は2022年春で武道館を押さえていたんですよ。でも2021年の1月くらいにね、2021年10月に前倒しできますって話が来たんだよ」
アスベ「どっちも土日で?」
正社員「いやこれがね、22年春は平日・21年10月は土日だったんだよ」
アスベ「ああ、だったら迷わず21年10月じゃない?土日の方が集客いいでしょ」
正社員「そう思うかもしれないけど、当時は本当にコロナど真ん中だったから、22年春を待ってコロナ禍が明けてる可能性に賭けるって考え方もあったんだよ」

※この時、アスベストが思い出したのは、2021年1月にZORN氏の武道館を見に行った時のことである。この時、私は当日まで実際に行くか迷っていた。もしコロナに感染して、会社なり家族なりにうつしてしまった時に、理由がLIVE参戦だったら世間体が良くないと思ったわけだ。そういう人が大勢いた。実際Twitterを検索しても、同じ理由で迷っていたり「コロナが心配なので参戦を断念する」という人は少なくなかった。

アスベ「コロナ禍が明けているかもしれない平日と、確実にコロナ禍であろう土日の2択だ」
正社員「そうだね、まぁでも実は割とソッコーで21年10月にするって返事したんだけど」
アスベ「そうなんだ?」
正社員「うん、やるなら早い方がいいなと」
アスベ「それはなんで?」
正社員「いや…変な言い方かもしれないけど…俺もさ、いつまで生きてられるかなんて分からないからなって思ったんだよね」
アスベ「はー……正社員くんって、あれっすよね。やっぱ根はラッパーっすよね」
正社員「そう、根は陽キャなんですよ」
アスベ「いや陽キャではない、確実に」
正社員「まぁもちろん計算もあったよ。22年春にコロナ禍が明けてるかもしれないってのは、運じゃない?でも21年10月9日が土日なのは、100%ゆるがない事実なわけですよ」
アスベ「賭けとしての妥当性があった訳だ」
正社員「そういうのも総合的に考えると、迷ったことは迷ったけど、答えはすぐ出たね」

ブッキング・集客・風評被害…道は険しかった

アスベ「ここからは開催までの過程に沿って話を聞いていきます。まずはブッキングですね」
正社員「そうだね。バトルMCのブッキング…これがねぇ…いやもう本当に苦戦したんですよ。はじめに声掛けた人達にさ、何人か連続で断られちゃった時は、心が折れかけたよ」
アスベ「えー!そうなんだ。さすがに箱が武道館だったらみんな出てくれそうとか思うけど」
正社員「武道館を埋めるとなると、お客さんがより見たいMCを呼ぶ必要があるじゃない?となるともう、数年バトルに出ていないとかそういうレベルのMCも必要だった。でもそういう MC になると、“武道館=嬉しい”となる人ばかりじゃないんですよ」
アスベ「なるほど…箱が大きくなればブッキングが簡単になるってのは素人考えだったか」
正社員「ただ、そんな中でもね、俺は最高のメンツが集まってくれたと思っているよ」

アスベ「だね。今見てもすげーと思うよ。で、つぎが、集客ですけども」
正社員「集客ね…いやぁこれもねぇ…本当に苦戦したんですよ(2回目)」
アスベ「やっぱり、理由はコロナ禍ですか?」
正社員「それもあるし、あと世間のムードも良くなかったんだよね」
アスベ「世間と言うと、バトルシーン?それとも社会全体的な意味?」
正社員「両方だね。色々と文句もあったし、風評被害もあった…」
 
アスベ「どういう系の文句だったの?」
正社員「一番多かったのは“なんでダレソレが出ないんだ!?”系かな」
アスベ「具体的に、名前が挙がったMCとかはいますか?」
正社員「R-指定や鎮座DOPENESS、チプルソ、GADORO辺りだね」
アスベ「確かに…そのメンツが集まったら、夢の大会ではあるが…」
正社員「うん、やっぱり戦極初の…企業やメディアの主催じゃないバトルイベントとしては初の武道館開催だったからね。皆の期待値がめちゃくちゃ高かったんだよ」
アスベ「自分の理想のトーナメントが見たいって気持ちですよね。でも正社員くん的には…」
正社員「病んだね。めっちゃ必死でブッキングしながら、集客の心配もしつつ、さらに文句も飛んでくるというのは。なかなか心がえぐられる期間でしたよ」

アスベ「そうだねぇ、これは主催側の知られざる苦労あるあるだね。で、世間の方のムードで言うと、どんなことがあったんですか」
正社員「HIPHOPイベントのイメージ低下だね。中には感染対策が不十分なイベントもあったから」
アスベ「なるほど。そう言えば波物語が騒動になったのも、ちょうどこの辺りでしたもんね」
正社員「そう。それで“HIPHOPイベント=悪”みたいなムードになっちゃったんだよね。そもそも武道館がちゃんと予定通りに貸してくれるかのすら不安になったよ」
アスベ「確かにそれは痛いね…でもバトルの集客にもそんな影響する感じだったんだ」
正社員「間接的にね。というのも歓声禁止とか人数制限の程度とかさ、時期によって世間のOKラインの厳しさが上下してたじゃない?でも世間に悪評が出たせいで絶対NGになっちゃった」
アスベ「ちょうど戦極武道館の直前に、世間の見る目の厳しさがマックスになった感じだ」
正社員「うん。だから武道館でも歓声禁止・審査員制・人数制限。人数制限は最悪仕方ないにしても、歓声禁止がやっぱり痛い。どうしても、コンテンツとしての魅力が落ちるからね」
アスベ「集客にも悪影響だろうと…心配事がめちゃくちゃ重なったわけだね」

2021年10月9日。その日全てが覆った。

正社員「でもね、武道館当日だけど、蓋を開けたらもう、すべてが覆ったんだよね」
アスベ「それは内容が?集客が?」
正社員「まずは内容。MCのパフォーマンスがもう…全MCが120%くらいの出来だった。繰り返しだけど、インデペンデントなバトルイベント史上、初めての武道館でしょ。で、個々のキャリア初の武道館だったMCも多かったわけでさ。集中力が違ったよ」
アスベ「そのキモチは分かる気がします。武道館アーティストという言葉がある位ですしね」
正社員「結果的に“あのメンツで良かった”って評価に変わったんだよね、嬉しかったよ」

アスベ「あの日のベスト4も戦極らしいっちゃ、らしいですしね」
正社員「そうだね、呂布カルマ・MU-TON・晋平太・MOL53…新旧入り混じりつつも、長く戦極の顔役を果たしてくれたMC達がそろった。で、決勝ですよ」
アスベ「呂布カルマ vs MOL53(鬼ピュアワンライン)ね」
正社員「誰がこの2人が武道館に立つと思った?俺だって思ってない、多分こいつも思ってない。思ってたとしたら頭がおかしいかも
アスベ「呂布さんの先攻1バース目だね」
正社員「うん。すべてがあのラインに集約されていると思ったよ」

アスベ「呂布さんの言葉を借りるなら、正社員くんは頭がおかしい部類に入るね(笑)」
正社員「俺はおかしいよ(笑)でも最終的に集客もさ、リアル来場は入場制限もあって苦戦したけど、配信チケットがすごく売れたんだよ」
アスベ「この辺りも、イベント配信を早期からやってたノウハウが活きたのかもね」
正社員「うん。結果的に“コロナ禍じゃない時の、武道館の満員の人数よりも多くの人が見てくれた“って言われてさ、本当に…めちゃくちゃ嬉しかったよ」
アスベ「なるほどね~。やー今日は素直にいい話が聞けた気がしますよ」
正社員「でしょ?まぁ武道館の後の打ち上げでベロベロに酔っちゃってさ。朝、家の最寄り駅で寝てて、警官に起こされたんだけどね」
アスベ「………」
正社員「通勤中のサラリーマンに白い目で見られてさ。俺なんて何にも変わってねーや。謙虚に生きていかないとだめだ…と思いましたよ」
アスベ「武道館の翌日も作業着だったZORNくんを見習ってください」

―2021年10月、戦極・武道館は過去最高の内容と数字を残して大団円となった。
 
この後、2022年5月には凱旋がさいたまスーパーアリーナ公演を成功させる。2022年8月にはBATTLE SUMMITが武道館にて史上最高額「1000万円」の賞金を掲げ開催。主要団体の連名開催であったことや、Zeebraを筆頭としたシーンのGOAT達の参戦によって過去最高の注目度を集めた大会であったと言えるだろう。
 
そしてコロナは、2023年5月に5類へと移行し、いわゆる「コロナ禍」と呼ばれる状態は終わりを告げる。いまだその問題が根本的に解決されたとは言い難いが、エンタメ業界もかつての姿を取り戻しつつある。
 
このコロナ禍に、バトルシーンはその火を絶やさず、むしろ大きく拡大させた。戦極や他の主要団体を含む、バトルシーンのフィクサー達の功績は大きい。単純に規模の問題もそうだが、イベント形態に関する試行錯誤や配信ビジネスの成功など、Showbizとしての可能性も広げてみせた。トライ&エラーの積み重ねによって。

現在もこうしてMCバトルを楽しめている日々が、当たり前でないこと。部外者の私が言っても詮無いことかもしれないが、忘れてはいけないなと改めて思った。

だが、このコロナ禍の有無を別にして、バトルシーンはその拡大を目指す上で【大きな問題】を抱えていた。ひいてはそれが、この対談企画をスタートさせるきっかけとなった「FSLトライアウト」や「エンタメ枠と呼ばれるMC達の登場」…ShowbizとしてのMCバトルの在り方へと繋がっていくのである。

その問題とは…人材不足である。

つづく。


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