第1回 T Crossroad 短編戯曲祭 <2020年の世界> Cプログラムをみました

『NO BODY』『何かを決めるには若すぎる』どちらとも、短編なのが惜しいと感じた


『何かを決めるには若すぎる』時間をかけてどっぷり浸かりたいと思うストーリーだった。と同時に、ストーリーを味わうには倍ぐらいのセリフが欲しい。タイトルの意味があんまり分からなかったのも惜しいし、「テーマは?」と聴かれたら困ってしまうぐらいの理解しかできなかったのが悔しい。単純に2人の姉妹の関係性、家族の話のところで言葉が削られすぎている気がする。付いて行けない感があったのがもったいなかった。

『NO BODY』の脳だけで仮想世界を生きている、という題材は非常に共感できた。オンラインに浸った2020年はもちろん、物が見えない中で生きていく感覚に似ている気がする。シーンとしては面白かったのだが、ストーリーとしては転回がもう1・2個みたかった。題材が興味深いだけに、いろんな転回を期待する。
所長が何とも人間味があるところも魅力的だった。

2021/02/14/13:00観劇

T Crossroad 短編戯曲祭HP
http://www.tfactory.jp/data/t_crossroad1.shtml

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