『窓辺』1話「ちかくに2つのたのしい窓」をみました

【芝居のポイント】
 オンラインならではのリアル感

【公演概要】
ロロ窓辺
第1話『ちかくに2つのたのしい窓』
脚本・演出:三浦直之
出演:亀島一徳 篠崎大悟
公演スケジュール:4月19日(日)14:00/18:00/21:00
         4月22日(水)23:00
         4月25日(土)21:00/24:00
公演詳細:https://note.com/llo88oll/n/nb7179ad5e3a5

2020/04/19/21:00開演観劇

 おぼんろに続き、劇団ロロのオンライン生配信の芝居をみた。二人の青年がビデオ電話で話す様子を描いた作品で、観客は二人の通話を傍受しているような感覚で観劇する。おぼんろとは正反対ともいえる「これぞ日常」なリアル感があった。
 びっくりしたのはそのリアル感の中で展開する物語が、何とも色っぽいと感じたことだ。みてはいけない瞬間をみてしまったような恥ずかしさを覚えるほど。これが舞台で展開されていたらあくまで芝居だという感覚が強くなるし、二人の部屋や状況の方にも意識が向くと思うのだが、オンラインでは二人の関係性だけに集中しやすいのと、ビデオ電話という設定においてこのリアルさに勝てる場所はない。密かに傍受しているような感覚が生まれ、この物語をより面白く感じさせるのだ。
 また、この芝居で画期的だと思ったのは開演時間だ。ひる、夜だけでなく深夜の公演があるのが面白い。次回はよりリアルに感じる時間帯で観劇しようと思っている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?