保健センターを地域の顔に3

ここまでの、公共事業としての運営と受益者負担の組み合わせ、施設管理者の組み合わせの視点において、想定される課題もたくさんある。

地域の健康づくり・ソフト事業を行政と民間が協働できれば、いろいろな展開が考えれるが、現場では簡単ではない。
もちろん、行政からの発注、委託の枠組みで捉えると、これまでもあったが、あくまでも行政事業としての実施である。

健康づくりプログラムが多様化する時代に、従来の行政事業だけではなく、民間プログラムをしっかりと実証研究し、住民が主体的に取り組むことを支援することも考えていくことである。

住民の健康づくり事業に、行政発注者、民間受注者的な意識な上下の関係があるようでは未来はない。地域を元気にしていくパートナーなのであり、真剣に向き合う仲間である。
そこには、互いをよく知り、認め合うことが大切である。

行政は民間事業者がどのようなプログラムをして、どういった方が通われているのか知っておくことが必要であり、民間事業者は行政がどのような方針、施策をしているのか知っておくことが大切である。

医療・介護のように健康づくりも同じエリアのプレーヤー同士の地域包括的な連携が重要となってくる。

住民にとっての健康づくりは、放送媒体やインターネットからの情報、地域の民間療法も含めての選択による行動である。行政の施策、プログラムが全てではない。

勿論、怪しい情報も含まれるが、行政と民間事業者が共通認識を持ち、住民の行動に寄り添うことができれば、その人らしく続けれる生活習慣につながる。

施設管理・ハード事業においては、一にも二にも、住民がシンプルに利用できるようにすることである。公共施設であっても、受益者負担の仕組みを健全に行うことができる。
それには、ここでどうしても行いたいと思いを抱かせるような場のファンづくりが大切である。

事務所の延長、物置になっているような空間では、心はつかめない。
決して、お金をかければなんとかなるものでもない。ヒト、コト、バがしっかり調和することで、思いが伝わる=ファンづくりになる。

地域の資源には限りがある。住民皆を適合させることは難しい。段階的にヒト、コト、バの調和を目指すことである。

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関原 宏昭

保健センター進化論

保健センターを地域の顔に。
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