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革新的だったクランチ

スポーツクラブの設計、コーディネートで最初に出会ったのが、クランチ表参道(現 ゴールドジム表参道)だった。
20数年前のこと、初めての出会いが革新的すぎた。
今でこそ普通に思えるが、当時は見たことも感じたこともない空間づくり。ニューヨークに行って研究するには遠すぎた。

いただいた企画コンセプトは、
クランチフィットネスクラブ表参道は、単に「ヘルシー(健康志向)」という言葉では表現しきれない、まったく新しいイメージ、コンセプトを提唱するフィットネスクラブ。
それは、カラダとこころを解き放つ社交的な場であると同時に、個性を存分に主張する場でもあり、そして何よりもファッショナブルに、アクティブに生きる人たちの気分転換を図る場。

本当にわからなかった。

コンテンツは、
●エアロビクスを中心としたプログラム
AERO、STEP、BOARD
●ダンス系を中心とした新しいプログラム
SURPRISE、BOXING
●マシンや器具を使った効果的なトレーニング
MACHINE EXERCISE、CONDITIONING、SPINNING
●ゆったりとした雰囲気の中で心身を解き放つプログラム
ORIENTAL、RELAXATION

出来上がった空間は、これまでないものが感じられた。アメリカの都市空間にブランドが拡がっていたため、外国人の利用が多かった。

ビル管理の諸問題により、4年足らずで閉店となったが、個人的には、創造力を最大に膨らませて向き合うプロジェクトたった。

この哲学は、現在日本全国の健康空間づくりに通じている。(早すぎたのか?)
健康づくり事業は、時代背景、暮らしのあり方、成熟度等で流れが変わる。

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