空想対話自習中〜教育施設として

旧公衆衛生院は学校施設としてRC造で建設された。英語表記では、The Institute of Public Healthとされている。

当然のことであるが、部屋は教室、研究実験室として作られている。全ての部屋に教育への思想が盛り込まれている。

先日、数年前にRC造で建設された某中学校を訪問する機会があった。建物目的は同じ学校施設である。こちらも教育への思いが盛り込まれていた。

しかし、違いを感じたのは学生・生徒への気遣いである。旧公衆衛生院の建設当時は学習に集中できる環境を作ることに徹すればよかったが、現在は、生徒の心のケア、会話ができやすい設、開放的な空間が重要視されている。
もちろん、対象年齢、教育目的は違うのであるが。

教育に対する考え方、目的は空間づくりに反映する。単に部屋があれば良いわけではない。

以前、児童福祉施設の教室を設計したことがある。その時は、教室内の様子を隣室で見守れるようにマジックミラーを使って見えるように設えた。(一人の時の行動を認知し状態を判定することも含めて)

近年は監視カメラを施設中に設置し、防犯対策が優先された設となってきた。それは時に設計空間の意図と違う行動につながることがある。
交流空間が活かされず、カメラのデッドゾーンを探し集まるようになる。

空間づくりは目的と同様に、利用者同士の信頼関係が大切である。

#旧公衆衛生院 #信頼関係 #自習中




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旧公衆衛生院研究

内田ゴシック建築の私的な解釈
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