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光の当て方

NHK プロフェッショナル 仕事の流儀 で、くまモンが取り上げられていた。興味深い視点である。肩書きは地方公務員 熊本県営業部長 兼しあわせ部長。ゆるキャラのスーパースター。

抜群のタレント性は、他の追随を許さない存在である。着ぐるみと中の人とが一体となり、別人格が意思を持って躍動する。別々の存在では表に出ない。昔の覆面レスラーのようである。

「登場した一瞬で空気が変わる」「オーラが出ている」と、仲間のゆるキャラがくまモンについてのコメントを出していた。正に、スターが持つタレント性である。

この存在になるまでには、それまでの非常識と言われること行い、新たな常識に変えていく発想と行動であり、それを認める組織の力が一体となった戦略がとられている。厳しい声の連続の中で我慢を続け、ブレない活動をした結果が今に至っている。

単にゆるキャラを作ることとは別の光の当て方で、想定外の事象が生まれているのだと思う。
行う目的とは別の光を当てることで、思わぬ展開が生まれることは、他の事業でも当てはまる。特に、オンリーワンではない、スタンダードな事業では大切である。
そのためには非常識を常識にならせる信念と覚悟が必要である。

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