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けんこう屋15〜いつも通りのお見舞い

けんこう屋の常連さんで70代の女性Hさんが体調を崩され入院されました。以前から腰の具合が良くなく病院で診てもらわれていましたが、心臓も弱まりこの度は心臓外科へ。

日頃、何もなくてもメールや電話を入れているのですが、いつもと違い歯切れが悪く、様子が変。

「声でわかるよ〜。病院行ってるの?」と、聞いてみると「入院してるのよ」との返事。やはり。
お見舞いというよりは、ともかく顔を見ることが大切で、早めに病院へ。

訪ねることは伝えていなかったのですが、病室で顔を見るなり緊張が緩んでいくのがわかりました。この時も「大丈夫?」「どうしたの」と、こちらから聞くことはせずに、ポツリポツリとでも自分から話しやすいように側にいました。

常連さんが入院されたり、自宅療養された時は、できるだけ訪ね、調子の悪い時の表情、サインを確認し、緊張が少しでも緩むように、特別な言葉はかけないようにしています。

数日経ち、表情を見ながら、気力が徐々に戻ってきたら、いつものリズムで話すことにしています。
症状を推察しながらも、詳しくは聞かず、日々の様子をお話します。

病を治すパートナーは医療従事者、心を元気にするのは家族、仲間そして、けんこう屋と思っています。

どんな時も、ゆったりとお会いできるように。


※けんこう屋は、筆者がこれまで関わらせていただいたカフェ、ホテル、保健福祉センター、シニアレジデンス、ヘルスコミュニティ、お話会、スポーツクラブなどの場づくりで出会った様子をまとめて描いた、コーヒーの香りがする元気なサロンです。

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