水から学ぶコミュニティヘルス

尾道の断水は、1週間を超えた。
連日、給水所で一人12リットルの生活水を求める列が続く。しかし、高齢者は少しの量しか運べない。

飲料水はスーパー・ドラックストアで買い求めるが、品切れ状態。

晴天が続き、庭の草木にと自治会からため池の水が配られる。

井戸のある家や寺は開放する。

入浴は水道が使える福山の銭湯へ向かう。

それぞれの水が織りなす人間模様。

豪雨災害で、一人暮らしの母親が気になり急きょ帰ってみたが、思わぬ長期戦となり、地域と向き合うようになる。

これまで、震災ボランティア時、避難所の水や、台風による数日間の停電、断水等の非日常的な空間は経験してきたが、

日常生活での連日に渡る断水は、初めてである。災害ではあるのだが、水以外は普段と変わらない生活空間。行政支援だけでは解決できない。

水は、少しの間は辛抱をしていればなんとかなるのだが、長引くとじわりじわりと心と体にストレスが出てる。

直接的な被災、避難とは異なるライフライン災害。日常的なつながり、コミュニティの力が問われる。 水場の会話は優しい。

30年来、各地の井戸場、川場、温泉場を訪ね、写真を撮ってきた。環境からのコミュニティは研究してきたが、この度の経験はコミュニティヘルスの新たな気づきとなる。


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関原 宏昭

Community Health 2

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