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「note×しずかなインターネット」で言語化のサイクルが回り始めた話

noteを書きたくても、なんだか書き上げる前に筆が止まる。
ついSNS上で素晴らしい発信をしている人と比べて「あれを目指さなきゃ」と、勝手にハードルを上げてしまう。

そんな私が今年に入って、しずかなインターネットを使い始めました。
すると4ヶ月でnoteとしずかなインターネットで、あわせて19本。
「あれ読んだよ」と言ってもらったのがきっかけでお仕事をいただいたり、スキが300つくくらい届いたnoteの記事もできました。

こうしたnoteと併用して使うスタイルがとても性に合っていて、しばらく続けたいくらいお気に入りに。
「私みたいになかなか書けない人にも紹介したい」と、このnoteを書いています。

知人(パーソナル編集者のみずのさん)にも、「発明」と言ってもらえて嬉しい

noteとしずかなインターネット、両方で書き始めた理由

1)noteの投稿のハードルが上がる自分

私がnoteを書きたい理由は、自分の頭の中を周囲に開くことでよいご縁を結びたいから。
こちらの編集者の今野さんのインタビュー記事の「等身大の自分との社会との接点を擬似的に味わう」の表現に、とても共感しています。

──書いたものを世の中に公開するのはなぜですか?

(中略)自己紹介になるからです。文章や写真をインターネット上にアップすると、「面白い」とか「つまらない」と反応する人が現れます。
思ってもいないことを書いて嘘の自分を作り上げるのではなく、ある程度あけすけにしていれば、その反応から等身大の自分と社会との接点が擬似的に味わえる。

「この本が売れなければ、編集者を辞めなくてはいけないかも」ダイヤモンド社/今野良介さん【編集者の時代 第6回】


でも、日々誰かの心揺さぶるエッセイや目から鱗が落ちるナレッジの言語化を見るたび、楽しく読む一方で自然と肥えてしまっていってしまいます。

「ちゃんとしてるって見られたい」
「実はこれって的外れや不勉強なんじゃないか、もっと詳しい人にプークスクスされたら恥ずかしい」

そうやって見栄をはることで自分の「書く」へのハードルが爆上がりしてしまっていることに、課題を感じていました。
そんな時出会ったのが、しずかなインターネット。

2)しずかなインターネットの、広がりづらい安心感

しずかなインターネットは、noteのようにテキストや画像を入れて文章を投稿できるサービスです。
大きく違うのは、良い意味での広がらなさ。

このトーンもしずかで落ち着く

しずかなインターネットは、日記やエッセイを書くのにちょうどいい文章投稿サービスです。
ここは、Twitterやnoteのような賑やかな広場ではありません。ここは、あなたのパーソナルな部屋のようなものです。部屋に文章を置き、通りかかった人が部屋に入って自由に読むことができる… そんなコンセプトで作られました。
ここでは、頑張って有益なことを書くことは求められていません。個人的なメモや日記を気楽に書き散らしましょう。

しずかなインターネットより

誰かが読むかもしれないけれど、まったく誰も読まないかもしれない。
そんなちょうどよい塩梅の広がらなさに、完璧なもの、役にたつものを書かなくてもよい安心感やハードルの低さを感じています。

しずかなインターネットの使いはじめた

そうしてサービスを使い始めて、気がついたら3ヶ月間で17本書いていました。

このプレーンな感じが気軽で好き

書いているのは、こんな内容。

  • 誰かとおしゃべりした時に「最近こんなことしてさー」と話題に出したくなる内容のような日記

  • noteに書くほどまだ思考が仕上がってはいないけど、仕事や暮らしのなかで思った「これは大事そうだ」という気づき

1つあたり30分以下で、ラフに書き散らかしています。

しずかなインターネットを始めてよかったこと

しずかなインターネットを使い始めて、こんな良いことが起きはじめました。

1)忘れたらもったいない日々の思考を、一時セーブできている

そのままだと消えていきそうな、頭に浮かんでくる泡のような思考のタネたち。
書くハードルが下がったぶん、ラフに書き留めることで忘れずにいられるようになりました。

それまではiPhoneのメモ帳機能を使っていましたが、仕事のメモと混在していたのも場所を分けられたのもよかったなぁ。
(メモ帳でカテゴリー分けするのは使いづらかった)

2)月のふりかえりの習慣がついた

去年の年末は、仕事に家庭にバタバタで年末の振り返りが出来なかった。
月ごとのふりかえりのnotionも、年始にやる気を出すものの、春で止まる。

気合いを入れてNotionのテンプレートを作ったものの、3月で力尽きた

そんな私でしたが、しずかなインターネットでは今のところ4ヶ月分続いていて、これからも続けられそうな感触がしています。

絶妙に「見られているかもしれない」ところの緊張感がよく、せっかく書き始めたものを止めるのがもったいなくなるのが良いのかもしれません。

3)近況報告がしやすくなった

久しぶりにメッセージする、あの人。
SNSにコメントくださったあの方。
お茶に誘ってみたい、あの人たち。
ご入金のお礼。

そんな時、ご連絡と一緒にその人と話したい話題のしずかなインターネットのURLを添えてメッセージを送っています。

相手との関係性によっては、URLを複数送っちゃう

4)知人に自分の思考を開示しやすくなった

その時のトーン次第ですが、知人と話している時「話してて思ったんだけど、実は私、こんなこと考えていて」と、スマホやiPadでしずかなインターネットを開く機会が増えてきました。

こんな感じで、お茶をしながら

「わかるー!」
「これってどういうこと?」
「私の場合は…」
と、次の話の呼び水になって良いなと感じています。

5)noteも書きやすくなった

しずかなインターネットで書いたものをブラッシュアップしてnoteへ。
まずは一度書いてみる、のハードルが下がった結果、noteも書きやすくなりました。

この前書いた『クライアントになってみて分かった、声をかけられやすいフリーランスに必要な3つの「心配り」』はそれがきっかけで書き、スキを300ほどいただいたり、知人にも「あれ面白かった」と言ってもらえたりしました。

note編集部の方にも届いて嬉しい

自分の「書くモード」をプラットフォームを分けることで切り替える

noteとしずかなインターネット。
おなじ個人のブログの投稿をあえてプラットフォームを分かることで

  • 外とつながる言語化の場=note

  • 自分とつながる言語化の場=しずかなインターネット

と、自分のモードを切り替えることが出来たのがよかったんじゃないかなと思います。
note運営者の皆さん、しずかなインターネット運営者のcatnoseさんに感謝の気持ち。ありがとうございます!これからも、書くぞー!

私のウェブサイトのWordPressのテンプレートは、catnoseさんが作られたSANGOです!こちらもお世話になってます!)

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