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年間100本スタートアップの記事を書いた私が振り返る2018年とリアルに使ったサービス<前編>

はい!!!!!!!

あっという間にお正月ですね!!!!!

もうね、びっくりしちゃうよ、時が過ぎるの早すぎて。12月なんて始まったばかりだと思っていたのに、気づいたら年末にワープしてた......

年の瀬は何かと1年を振り返りたくなるものらしく、わたしも例外なく「年末エモ」衝動に駆られております。ということで、今年は2018年を振り返りながら溜まりに溜まったnoteで書きたいネタを少しずつ消化して過ごしていくよー。

ひとりリレー式で頑張りますので(とりあえず気持ちで言ってみるけど、たぶん定期的に出せません←)年末に時間ある人はゆるりと応援してくださいまし。

1本目は、ブロガーとしての振り返りから。

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今年は100本ぐらいスタートアップの記事書いた

みなさんご存知...かどうかわかりませんが、THE BRIDGEというスタートアップメディアでブロガーをしています。主にミレニアル世代やシード、アーリーステージの起業家を取材することが多く、毎月スタートアップ動向の中でサービスリリースや資金調達といろんなトピックスと共に過ごしてきました。

そこで今回は2018年に今年の私が勝手に感じた動向+実際使ったサービス&使おうとしたサービスという切り口でわたしも復習ながら振り返ってみたいと思います。

ちなみに以下は、わたしが好きな領域(よく取材する領域)に偏ると思うので悪しからず。勝手に流れだけ書いてくので、詳細な数字はリンク記事などへどうぞ。

1, ライブコマースの次はVTuber市場

2017年は中国で淘宝(タオバオ)のライブコマース流行ってるぞ!という話があり、日本でもライブコマース元年と言われていました。2017年6月あたりからCandeeの「Live Shop!」やFlattの「PinQul」、少し間をあけてBASEの「BASEライブ」、メルカリの「メルカリチャンネル」と続々プレイヤーも登場。「中国と同じじゃ流行らないから日本式はどうするか」が話題になっていました

秋冬で「既存の商品を売るのでなく、オリジナルを売るのが単価も高く売り上げも伸びやすい」とオリジナルブランドを作る会社が増加。その後は、各社が「放送するコンテンツをとにかく楽しいものにするテレビタイプ(Live Shop!等)」と「モノのストーリーや背景、商品についてを販売者が説明する役割の解説タイプ(BASEライブなど)」の2方向に分かれて2017年が終了した印象です。今は1サービスというよりもD2Cサービスやプラットフォームと共存する形で馴染んでいったと思っています。

そして2018年、次にやってきたのがVTuber。キズナアイちゃんはサンジャポで地上波にも登場してましたね。今年はVTuberのトップランカーが登場し、タレントも増えて、1日当たり平均約20人デビューしているなんて記事も出ていました。タレントが増えるのと同時にミライアカリちゃんが所属するDUOのENTUMいちから、Activ8など、VTuberを支援する企業やサービスが2018年春夏で登場。そこからはYouTubeが VTuberのメインプラットフォームになっている状態から、タレントとファンをさらに繋げやすくるすためにプラットフォームを作る人たちが登場します。17Live等の動画プラットフォームでもVTuberカテゴリを作る動きが出てきたので、夏から秋でVTuverの活動範囲も広がったのではないでしょうか。

ここで新しい提案をしたエモモは、誰もが「ゲームを実況する」というルールのもとより「タレント」という形でなく、さらに気軽になれるものに変えました。(詳しくはkigoyama先生の記事へ

直近のIVSにも簡単に誰もがVTuberになれるというVirtual Castが登壇していたようですが、今後は「誰もが容易にVTuberになれる」がキーワードの中で、いかに見る側とマッチングしてコミュニケーションを活性化させていくのか、が焦点になってくるのかな?これが結構盛り上がるとアニメの仮想現実世界がかなり実現に近くなりそうなので楽しみ。

ライブコマースもVTuberも

①タレントが増える(Instagramerやライバー、VTuber)→②支援者やプラットフォームができる→③方向性パターンが定まってくる

という流れかな?と思ってるのでどんな③は見えるか2019年期待(冬ウォッチしきれてないから見えてる人聞きたい)

2, ソーシャルタレントのキャリアは物を売るクリエイター型 or タレント型に進化

最近インスタグラマーをはじめライバー、ソーシャルモデルなどネット上で活躍するタレントさんが増えてきたので、私はよくソーシャルタレントとまとめて呼んでいます。Instagramで活躍するインスタグラマーさんたちの次のキャリアは?というのが、この2番目の話題。初期に多かった宣伝投稿型のお仕事から今では活動の幅がかなり広がってきています。

その中で2018年に生活基盤になるようなキャリアの選択肢として登場したのが「ライバーのようなタレント型」と「個性を活かすクリエイター型」。前者が確立していく背景には、2018年に登場したCoupeのCOUPE MANAGEMENTライバーライツといった事務所の役割を担って広告へのキャスティングや17 Live、SHOWROOMなど動画プラットフォームでの活躍支援をする存在があります。

後者は主にその個性を活かして洋服をセレクトしたり、ファンとコミュニケーションを取りながらアイテムを作って売る形。これはInstagramに「ショッピング機能」が追加されたことにより、個人でもブランドを作りやすくなりました。

この分野では、PATRAが3月にセレクトECをはじめています。インスタグラマーのセンスでモノをセレクトして、ブランド化して売る。PATRAとは少し違いますが、yutoriなんかもおそらくこの個人の個性活かそうぜ!派で、ただモデルみたい、顔がかわいいだけの部分じゃなく個の時代と言われるように個性の部分が形化されてブランドが作られていく、アイテムで表現する流れになっているのではと感じました。

ちなみにPinQulからPATRAにタレント移籍があったのも、インスタグラマー発のブランド自体に価値形成できているという例として面白いな、と思いました。

3,  SaaSやサブスクリプションモデルが進み、業界・分野特化型の効率化サービスが増えた

この話は2017年から話されていて業界ではちょこちょこ話題に上がる話。◯◯型SaaSとかピッチ見てたらだいたい1社くらい出てくる印象。

電話やファックス、メールがスタンダードな業界にいた人たちがスタートアップにやってきてツールを作る。作業系タスクに終われた現状を解決し、さらに効率化するという流れで業界経験者がプレイヤーとして多く参入してきました。この領域で取材させていただいた多くの起業家は「無駄をなくしてその人しかできない仕事をしてもらうべき」という共通する価値観を持っていたように思います。ここにも個の時代を感じる。

2017年からわたしが取材した採用(HERP)、契約(hubble)など一般的な会社の業務として発生するものも増えていたけれど(Boxilさんが8月に公開している【boHorizon SaaS カオスマップ 2018年版 ではこんなにあるらしい)、

Image credit: Boxil

2018年にも増え続ける、そしてどんどんコアな分野のものが出てくる。調剤薬局経営管理(カケハシ)、生命保険会社向けの事務効率化(hokan)、アパレルの制作管理(AYATORI)などなどなど......2019年もIT化が進んでない部分で経験者が手を上げて、ピンポイントなペイン(2018年みんながピッチでペインという言葉を途端に使い始めた)を責められるのであれば増えていくのかな。

4, 旅行は相談からタビナカまで担当分野が分かれつつある

2018年のみんな大好き旅行話題。旅行やお出かけ分野の記事、いっぱい書きました。「ズボラ旅 by こころから」のパンク事件や「TRAVEL Now」の3万円以下の旅行無料キャンペーンなど何かと話題につきない領域でもあったと思います。

春から夏にかけて先の2つ、メルカリも同領域に参入を意思表明、その後LINEトラベル.jpなどプレイヤーが続々登場。これにより、旅行に行くユーザーにとってはOTAで旅を探す以外のサービスをたくさん享受できるようになりました。

どのサービスも「旅を予約する」のですが、<旅行いきたいな→どこいこうかな→誰と・何しようかな>などどのプロセスに対してアプローチしていくかを決めて徐々に戦略が分かれてきたように思います。

ズボラ旅は予約在庫は持たずに行きたい旅行を探す部分とタビマエの便利さ特化、TRAVEL Nowは後払いですぐ行ける旅行時のお金の課題に特化、さらにHolidayのようにプランづくりからの予約に特化したケースもあります。タビナカは2018年のプレイヤーではないですが、OTAでカバーしきれない旅のアクティビティプランをD2Cに切り替えて世界展開のためにあえて在庫を持っていました。

同領域では、今後これらのサービスたちがOTAのように根付いていくのか、世界的に展開していけるのかが着目点になるかと思います。

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ビジネス記事は慣れてるから、すぐ書けるかな...と思ってたのですがまとめるだけで、だいぶ容量食ってしまいましたので前半戦終了。ちなみに、上記以外ではFintec(師匠のお得意分野なので)や2017年の年末くらいからで始めた「意思決定を楽にする系のサービス」が気になっていました。後半では使ったサービスと勝手なるコメントしていきますっ。

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