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「広報」って単純で「自分らしさ」を理解してもらう積み重ねなだけなのでは、と最近思う。

今年は #PRLT のみなさまにお仲間に入れていただき、IT業界でも定着しつつあるアドベントカレンダーに参加させて頂いております!誘ってもらえてちょっとリア充感があって嬉しい(おい)

かなり個人的なことなのですが、なんだか今日は年末年始もあってお仕事とプライベートタスクで「ぴえん」状態......で、本当は「広報文脈でオウンドメディアやるのってどうなの?」という少しは身のありそうな記事を書こうと思ってたのですが、私の独断と偏見とあと30分しか持ち時間がないという理由でエモ記事を書く判断になりました。...エモ散らかして個人意思を述べますが...今日はご了承ください。

この記事は【広報LT大会(Lightning Text) #PRLT Advent Calendar 2019】の第20日目(12月20日分)にエントリーしています!

広報は継続活動でないと意味がない

ちなみに私は純粋に事業会社やPR会社で広報をしてきた人間ではなく、多くの広報さんと媒体側で関わらせてもらっていた人です。そして3年程前からは自社ismの広報タスクもしています(最近は私よりはるかに優秀さんがいるから、あんましてない)。という、視点説明を先に。

さてさて、ここ数年では「採用広報」の文脈踏まえて「あ、なんか広報やらなきゃな」と思いはじめる会社さんも増えてきたのかな?と思っています。実際に広報についてご相談いただく場面も増えました。

そんな中、話を聞いていくと「広報」というワードに対して企業や相談者の方が「+αでするもの」と捉えられていると感じることがあります。「採用したいから、そろそろ広報やろっかな」「今は特に困り事ないから広報しなくていいかな」的な会話です。

考え方にもよりますが、私的には広報ってそんな「特別」なことだっけ?と少し違和感を覚えます。広報は「企業とステークホルダーをはじめとした社会がコミュニケーションを取り続ける活動」だと思っているからです。

つまり、関係性の構築。だから今はやるよ!今はやらないよ!ってものでもないし、やり方として特別この時期頑張るぞ!!!ってものでもないのかなあ、と思っています。

いきなりお金を借りに来る人にお金は借さない

何言ってんだい、と思われるかもしれないので、企業(Aさん)とステークホルダーをはじめとした社会(B〜Dさん)の関係を友達同士に置き換えてみようと思います。

まず、Aさんが「絶対返せる見通しがあり、お金が借りたい!」と思ったとします。ここでAさんの親友で、月1回必ずご飯に行き、共通の友達も多いようなBさんに相談すると、「Bさんは必ず返すなら良いよ」と言ってくれる可能性が高いでしょう。これはAさんがBさんに対して日頃リレーションをとっているからです。

Aさんは「転職した」「彼女と別れた」「今度したいこと」のような良い事も悪いこともBさんに随時共有しています。そのためAさんがどのような人かBさんは理解していて、信頼があります。

一方、10年以上連絡をとっておらず、特に仲も良くなかった学生時代のなんとなくお金を貸してくれそうな人柄同級生CさんにAさんが「必ず返すからお金を貸して欲しい」と伝えたとします。

結果、Cさんがいくら性格的に良い人で押しに弱そうでも、突然お金を借すことはないでしょう。このCさんのBさんとの違いは、Aさんとのリレーションを普段からとっているかどうかです。

まあ、もしかしたらCさんが利益主義な人でたとえばAさんが返却時には20%以上の金額を上乗せするというAさんにお金を借すメリットに納得すれば、場合によっては借すかもしれません。が、よほどAさんが魅力的でなければ、返ってこない可能性も踏まえてすぐに返事はできないと思います。

さらに、Aさんとそこそこ仲が良いDさんにもお金を借りたいとします。が、AさんはDさんに良いことばかり話したり、いつも言っていることが変わるので、正直DさんはAさんと程よい関係を保ちたいと持っています。

そんなDさんにAさんがお金を借して欲しいと言うとしましょう。Dさんは、Aさんと仲が悪くはないものの、ちょっと怪しいな......とお金を借すのを渋ります。この時のDさんの心境は「調子が良いときにだけ頼られてるのかな...」ではないでしょうか。

自分が困って助けてもらいたい時に確実に一緒に居てくれるのは、B〜Dさんのうち、きっとBさんです。でもAさんはBさんに対して、日々プレゼントをあげたり、特別なことをしたり、している訳ではありません。ただただ、お互いを理解し合って仲良くしているだけ。そしてBさんとの関係構築は「広報」にあたるのではないでしょうか。

わかったと思ってても実は言ってくれないと正しく伝わってない

家族や友達、同じ職場で日々過ごす人とでも、コミュニケーションを疎かにすれば、わかり合うことは難しいと思います。実際「え?そんなこと考えてたの?早く言ってくれればよかったのに」なんてことが私自身の周りにも簡単に落ちています。

だからこそ、企業と社会なんてもっともっと複雑で難しい。だから日々日々、周囲の人に一生懸命説明してわかってもらう努力が必要です。

広報活動でもAさんとBさんのような関係性が構築できているのが素敵だと思うんです。AさんとCさんのようにメリットの探り合いやお金を借りられるかの交渉の結果論だけじゃなくて。

特別なことを「発表」「公表」なんてしなくていいから、自分のことを理解し、他者に対して適切にアプローチする。そうしたら、周囲にたくさん良い友達ができる。いままで遭遇してきた中でやっぱり、リリースがバズったり、シェアされたりする会社って一番にたくさんの人に愛されてるなあ、と感じます。

だから私の中の広報って全然難しく考えるものでもなくって、もっと簡単で、単純で、だけど手間暇必要で、要は周りの人1人ひとりを大事にしようねってことだと思っています。その信頼という財産は利益以上にずっとずっと、会社の中に残り続けるから。



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