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一日たりとも同じ日はない

私の住む街にも夜には雪がちらほら降るかも知れないという情報を知ったのは今日のお昼のことだった。

今日は午後からメガネを新調するために出かけるつもりでいたけど、雪が降るとなっちゃあ話が変わってくる。予定を軽やかに変更して、庭の植物たちの雪対策をすることにした。

ガーデニング好きからしたら雪対策も重要だけど、私としては最近の悩みの種であるヒヨドリ対策もこの際だからと重い腰を上げて本格的に取り組むことにした。

前回育てた苗から種を取って、秋にその種を蒔いて育てている葉ボタンが最近ヒヨドリに食べられるという私的一大事がおきている。

寒さ厳しいこの時期は鳥たちもエサが少なくて困っているだろうことは私にも分かる。だけど、小さな葉ボタンの成長を日々見守ってきた立場からすると、ある日葉っぱの先から啄まれて無惨な姿になっているのを発見したらそれは結構ショックなもんです。

葉ボタンはキャベツの仲間だからきっと味は美味しいのでしょう、無農薬で育てているから尚更ね。

ヒヨドリに「頼むから他でエサを探してくれ!」と頼んでも、葉ボタンを植えてあるゾーンは彼らにとっては絶好の餌場として認定されてしまったのだろう。それなので、これ以上食い荒らされないためにも私なりに手作りでヒヨドリ避けの設置を試みてみた。正直、雪対策よりも力を入れた。もし、これが成功して大切な葉ボタンを守ることが出来たらnoteでそのことを記事にするかも。(笑)

怪しい灰色の雲の下、そんな作業を庭で夢中になってやっているとふと魅惑的な香りがすることに気がついた。

重みのある甘さがちょっと鼻の奥に残る、そんな香りが冷たい空気に乗って私の元に届いた。

それは蝋梅ろうばいの花の香りだった。我が家にはささやかではあるが蝋梅の木がある。ちょうど年明けと同じころに蕾がほころび始めて、最近少しずつ開花してきていた。

あ〜なんて良い香りなんだろうと思わずうっとりした。しみじみと癒され、ちょっと早いけど早春という言葉が頭に浮かんだ。今はバリバリの冬だけど、植物は着々と成長を続け春に向かって生きている。

植物を育てていると、季節の移ろいを肌で感じる。
気候の変化から、花の香りから、ヒヨドリの食害からも。面白いもんです。

何も変化していないように思いこんでしまう時もあるけれど、一日たりとも同じ日なんてないんですよね。
そんな大事なことを今日もガーデニングを通して教えてもらったような気がした。

ちなみにこの記事のトップ画が蝋梅の花です。
皆さんの住む町にも咲いている場所があれば、香りを嗅いでみてはいかがでしょう?小さな薄黄色の花の中からこの時期だけの独特の甘い香りが楽しめますよ!

それでは、また。

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