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僕らのヒーローJoris Voorn!!

先に書いとくがこれは宣伝だ!

今日はJorisの来日パーティ!Circus Osakaで待ってるぜ!!


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そう、彼の名前はJoris Voorn。

無理やりカタカナで書くとヨリス・ヴォーンだかヨーリス・フォールンだか、オランダが生んだテクノスターでようするに僕らのヒーロー!名前だけでも聴いたことあるよね!?

(実はないって方、まだ間に合うからこの記事を読んでくれッ!)

James Blakeではありません。違うぞ。違うからな?

そういえばジェイムスの新しいアルバムも試聴しかしてないけど良かった。1stの時に良いなぁと思ってた要素が結構なくなってるんだけど、そっから更にスゲーから腹立つ。進化してる証だわ...ってジェイムスの話じゃなかった。

これはれっきとしたJoris Voorn。2009年にリリースされた彼のmix CDのジャケット。ジェイムスの1stは2011年。以後お見知りおきを。


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Jorisはホントに大スター。テクノ王子。サーカスの方向性にはピッタリなんだけど、サーカスのキャパで彼を味わえるのはホントに奇跡なんですよ!!

彼がなぜテクノスターで、僕らのヒーローなのか!!その由縁がこの曲Incident!

とにかく一回聴いてほしい!目を瞑って聴きながらこの文章をテレパシーで読んでほしい!無理そうなら目を開けてもいいけど!

当時はこういうハードなのが主流だったんです。

この頃(2004年)からJorisは一曲の中にストーリーを構築していくのが得意!!

あほみたいにドカシャカならして僕らのテンションをガンあげさせつつゆっくり登ってくるなんやら切ない響きのメロディ!

愛しさと切なさと心強さが全部同時にあがってく凄まじいエネルギーから展開は力強くて超エモいピアノに・・・!

ここまで来ると嬉しい!一音一音に嬉しさがある。エモいからってしんみりして終わるんじゃなくてもう一回ドカシャカに戻ってくる。もしかしたら最初のドカシャカパートは人によっては退屈だったかもしれないけど、ここにきてようやくその意味が分かる!走った後の水はうまい!疲れた後のお風呂は癒し!一日色々あった後のJorisは最高!

僕はこの時の世代じゃないからその狂喜乱舞をフロアでは味わえなかったけど、家ではよく流れてたなぁ。いろんな人のmixにとにかくこの曲が入ってたのを覚えてます。

2011年、震災が起こった時にはいち早くこの曲のリメイクをリリースして、売上を寄付してくれました。

かくしてこの曲はテクノだけじゃなくあらゆるジャンルのDJにプレイされ、予想外(いやいや当然だわ!)のスマッシュヒット、彼はスターになったのでした。

Jorisの強さはエモだけじゃないんですよ!!ファンキーなのがミソ!

さっきの曲もドカシャカなってたでしょ?あれは時代の波もあるし、そもダンスミュージック全体が黒人音楽を下敷きにしてるので当然といえば当然なんだけど、Jorisにとってはそれが「セオリー」以上の価値を持つものだったようで。

2012年にリリースされたGoodbye Flyという曲はその典型。声ネタのオリジナルはSilver Conventionというディスコのグループ!1975年。

この曲もビートをよく聴くと生音系の原始的な音が鳴ってるでしょ。で、上ネタがディスコ、ベースもやたらノリが良い!Jorisのヒット作にはSweep The Floorという更に狙い澄ましたファンキートラックもあって、そういう要素が集約されたアンセムがこのGoodbye Flyだと思います。

DJのジャンルも明確化、細分化されて、交わりづらくなった現代でも色んなジャンルのDJがこの曲をプレイしてるもんな〜〜〜。

エモとファンキー、どっちをとるかってそりゃどっちもでしょ!っていうJoris、さすがテクノスター。憎いわ〜〜・・・。

ちなみに上のIncidentのピアノリフもサンプリング。サンプリングと言うか弾きなおしてる気もするけど。。。そういうダンスミュージック精神がまず根底にあるからこそエモとファンクネス、エモとダンスを共存したトラックがつくれるのかも。


最近のJorisの方向性を決定づける一作がRingo!

痺れるようなギターの音をよくギターが泣くって言うけどこの曲はエレピが泣いてるッ!!満を持して彼のレーベル、Greenから2013年にリリースされました。

現代に近づくごとに音数が減ってきてる気がしません?さっきと同じようにこれは時代のトレンドでもあるんですが、よく聴くと、原始というか地球とリンクする音が聞こえないでしょうか!!

ちょくちょく聞こえてくるビートは僕らの生活に近い音したり、途中で森っぽい音が入ってきたりしてるでしょ。

これ、彼の中でダンスミュージックの持つ原始的で情熱的な生のバイブスはより情景的な所に集約されてきたってことだと思うんだよ!しらんけど。

youtubeのサムネもそのままこの曲のジャケットなんですが、ジャケットどおりこの曲自体森っぽくない?自然に囲まれて「はぁ〜〜〜なんか良いな〜〜〜」って思う気持ちに似てない?まぁ僕はこの曲をコンクリートジャングルたる大都会で聴いてるわけですが。

メロディは泣きのエレピもありつつ、メロディよりもふわーっとした音でゆっくり誘われていく感じがまた自然っぽい。

でも根幹は同じ、こういう曲をただしんみりさせるだけじゃなくて、ダンスして楽しむのも最高だよねっていう、そういうビート!それがJoris!僕らのテクノスター!


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他にも紹介したい曲はいっぱいあるけど他にも良いところがありすぎてキリがないから続きはフロアで聴きにきてくれッッ!!僕らのヒーローはあしたからキミのヒーローだ!!



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