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沖縄のレンタカー屋で2万円取られた話

夏真っ盛りですね。

私はお盆休みを使って1泊2日で沖縄に行ってきました。
お盆休みは飛行機もホテルも高い高い!分かっていたことではありますが、実際に手配してみるとやっぱり高い。

でもせっかく沖縄に来たのでリゾートホテルに泊まって贅沢したい。
美味しいものを食べたい・・・と、どこをコストカットしようかと考えていたところ、沖縄県限定のレンタカー比較サイトがありそこで検索してみることにしました。

すると免責込みで1日

2450円!!!


破格すぎてビックリなレンタカープランが出てきました。
そのプランを提供しているのは聞いたことのないローカルレンタカー会社・・・

ただ、男2人なのと1泊2日という短期日程で、行動圏も那覇空港からそこまで離れないということもあり、それで良いかということで金額が安いという理由だけで予約することにしました。

この選択が後々大きな後悔をすることになるとは、この時は微塵にも思いませんでした。

那覇空港へ到着し、指定された電話番号にかけると「3階出発口に来て下さい」とのこと。

これまで何度も那覇空港からレンタカーの送迎を利用してきましたが、全て「到着口」から送迎バスに乗ってレンタカー屋さんへ向かったので「出発口」からバスに乗ることに軽く疑問に思いました。

出発口に着くと空港に向かう客を乗せたレンタカーの送迎バスが多く行き交い、これからレンタカーに乗る人は皆無・・・というか自分たちだけで一抹の不安を覚えました。

どんな送迎バスが来るのかと思いながら、電話してから15分後。
決して新しいとは言えないバンがやって来ました。

(画像はイメージです)

他のレンタカー屋の送迎は人だかりが出来ていましたが、ここのレンタカー屋を使うのは自分達だけ。

「貸し切りで良いじゃん」と呑気なことを考えながら空港からバンで揺られること15分。

こんなところにレンタカー屋があるのか???
と思うようなロケーションにポツンとレンタカー屋さんがありました。

プレハブ小屋のような事務所に入ると事務的な手続きに入りました。
その際に安心パックなどの説明がありましたが、同行した友人とも相談の上、今回は行動圏が狭く走行距離も短い為、入らないことにしました。

いくつかの注意事項(ここが後々トラブルの元になります)を確認の上、サインをして車に移動すると最近目にしない懐かしい車が止まっていました・・・

日産キューブの2代目で今から15年前に登録され、走行距離約10万キロの中々の年季物です・・・

外装のチェックをするとチェックシートが☓印で埋まるくらい傷や凹みだらけ・・・修正歴も多く、まさしくオンボロカーと言っても良いくらいボロボロ・・・

中に入ってみるとタバコの煙が染み付き、灰皿入れには前の利用者の物と思われるタバコの吸殻が何本も残っている始末・・・・・
ナビもいつの時代の物かと思うほど使い物にならず、電子キーは壊れていて使い物になりません・・・・・

やはり金額相応だねと友人と話しながら目的地へ向かいました。


運転は決して快適ではありませんでしたが、距離も短かったので大きな問題なく2日目を迎えます。

問題が起きたのはレンタカー返却の1時間前のこと。

返却の途中、ビーチに寄って友人が軽く海を泳いで帰ることになりました。
私自身は水着を忘れてしまい、海に入ることが出来なかったので眺めていたのですが、シャワーを浴びていざ返却となった時、友人の水着がシートに触れてしまい一部が濡れてしまいました。

ただ、水着自体はシャワーで洗い泥や砂が付いている訳でもなく、ただ真水が付いているだけなので乾いてもシミが残るレベルではありません。

ですが、レンタカー屋の責任者的な男性(体格が良く怖そうな雰囲気)が出てきて「これじゃあ使い物にならない。貸出時に誓約書にも書いてあるからNOC(ノンオペレーションチャージ)で2万円を払ってもらう必要がある」と言い始めました。

確かに誓約書には「シートを汚した場合は補償してもらう」といった内容が書かれており、私も把握していました。

解釈の問題もありますが、私達は「一時的に濡れているが乾いたらシミが残らない(=汚れは残らない)」という認識を持っていましたが「使い物にならない」の一点張り。

よっぽど貸出時間延長して暖房MAXにしてシートを乾かしてやろうと思ったのですが、フライトの時間もあることと相手も一歩も引かないので、泣く泣く支払うことになりました。


確かにシートを濡らしてしまった点はこちらの過失です、ですが乾けばシミにならないことはレンタカー屋としても理解しているはずにも関わらず、「2万円支払えの一点張り」に理解が出来ません。


どうしてもモヤモヤしており、フライト前に比較サイトの運営会社に現状をメールで連絡をしました。

飛行機を降り携帯の電源を入れると、比較サイトの運営会社からの返信の前に、そのレンタカー会社からメールと電話が!!!!!


恐る恐るメールを開いてみると「全て客(私達)に落ち度があり比較サイトへ連絡したのは非常に不快。文句があるなら直接連絡しろ」といった内容で謝罪のカケラもありませんでした。

恐らく比較サイトの運営会社がそのままメールを転送したようで、個人情報が記載されたメールを承諾もなく転送したこと自体問題です。

ただでさえ旅行の疲れも溜まっているなかで意味不明な対応が続き、心身ともに疲れ果ててしまいました・・・

後日、色々と調べてみると特に沖縄では格安レンタカーが増殖し、トラブルが発生しているようです。

格安レンタカー会社だけでなく、レンタカー比較サイト(ポータルサイト)についても問題が起きているようです・・・


今回は安易に安さに目がくらみ、初めて格安レンタカーを利用しましたが、結果的にレンタカー料金の4倍も余計に支出が発生してしまいました・・・

それならば数千円の差でしっかりした大手のレンタカーを借りれば良かったと激しく後悔しています・・・


楽しかった沖縄での思い出が最後の最後で最悪な思い出になり、お金では解決出来ない「思い出」を滅茶苦茶にされたことに怒りと深い悲しみを覚えます。


これから沖縄を旅される方にとって少しでも参考になればと思い、書かせて頂きました。

皆さんにとって沖縄での旅が素敵な思い出となるための一助になりましたら幸いです。

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