実用マン

実用書が、昔から好きだった

先日、水漏れがする手洗いの水道栓を直してもらいました。最初、見に来た人は「ああ、これは○○社の代理店が近くにあるからそこへ頼んだ方が簡単」と。電話をするとすぐに飛んできて直してくれました。いまや、ネットがあるからサービスの人が来る前に器具名とどこが悪いのかも分かっておりました。その修理指南書をPDFで読んでいると楽しかった。「ここが弛んでしまったから水漏れがするのか」と見えてくるのです。たいして、難しい理屈ではありませんが大きなカバンを担いだ青年が直してくれるとありがたいと思いました。古代ローマ人の土木工事とかすでに緻密に計算して物理的な重さを支えていました。抽象的な物事を理解した人も偉いけれど土木などの実務の人もすごい!そうした1000年前の人も昼飯を食べながら午後の「手順」を考えていたはず。 そう、中学校くらいで一回、全生徒が「手仕事」を修得するのは、みんなを賢くすると思う。先輩の凄さと「手順」の大切さを学べるし。生きていく「手触り」を感じられるのではないかな。


ヤフーニュース個人 関沢コラムより

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