阪神がドリス投手との来季契約を結ばない事を発表した。なんでも制球難と守備面に不安があるから、という話だ。
　しかし私はドリス投手の獲得にライオンズは動くべきだと考えている。というのもブルペンを充実させる上で来季、ヒース、Kマートがいなくなり、そして平井投手が機能するか分からない今タイガースの強力リリーバーを勤めていた彼の経験は是非ライオンズに欲しい。
　タイガース在籍の4年間でbb/9平均が2.82、k/9平均が9.79という成績で、速球とフォークボールを主体に投げるスタイルは小川や平井などスライダーの横の変化で勝負する投手の中に縦の変化で勝負する投手を1枚置く事はヴァリエーションも増える。加えて違うリーグから来た場合、癖などがパレにくい最初の年は投手の方が有利に働く事が多い。現につい先日契約を打ち切ったヒースもそうだった。
　更にもうひとつ将来のクローザー候補の平良投手にとって同じ縦変化を主体とするものとしていい教材になるのでは？という期待もある。　
　牧田投手に関しても戻ってきて欲しい気持ちもあるが、今まで便利屋として働いてきた中での来年36歳という年齢、そして日本にいた頃よりもふっくらし(すぎ？)た姿からコンディション不足も懸念され、日本にいた頃のいいイメージで期待したら痛い目に合うのでは、という心配がつきまとう。それならば現在NPBの水に慣れ、来年32歳と脂の乗ったドリス投手の獲得に動かない手はないと思っている。