Sellenatelaの靴作り - ヒールに魅せられて

美しいヒールに魅せられて、靴に一目惚れしてしまった ―― 靴好きの女性なら、一度はそんな経験があるのでは?

前回の記事でもご紹介させていただいたように、分業が徹底されている靴業界では、女性の靴には欠かせないパーツである、ヒールのみを専門に扱う“ヒール屋さん”が存在します。

理想のヒールを求めて

株式会社カネコは、ヒールを中心に、靴の木型や中底などを手がける企業です。お邪魔させていただいた浅草にあるショールームには、高さごとに並べられたヒールがずらり。

整然と並んだサンプルは数千種類程あるそうで、圧巻のバリエーションです。

木型の高さを専用のスケールで計測して、まずはどの高さのヒールを使うことが出来るのかを調べます。この場合は7cm。

該当する高さのヒールの中から、デザインのイメージにあったものを選びます。単純にヒールの高さが合えば使えるというわけではなく、かかとの形や大きさ、角度などが木型に合わなければそのヒールは使えません。

毎シーズン、この膨大なヒールのサンプルの中から、理想のヒールを見つけ出すのも、楽しい作業。

Sellenatelaのこだわりポイントは3つ。

・横から見た時のフォルム - デザインのイメージに合うか。
・後ろから見た時のフォルム - 木型のお尻からのラインが綺麗か。バランスが取れているか。
・裏から見た時のフォルム - 底側から靴を見たときのヒールの形がバランスは良いか。

しなやかさが強さにつながる

では、ヒールはどうやってつくられるのでしょう? これらの木でつくられたヒールは全てヒールの原型となる木製モデル。木を削って作られます。

この木製モデルを型取りして、金型と呼ばれる金属製の型を作り、ヒールの材料である樹脂を流し込むと、ヒールが完成します。

美しい女性の足元を支える大切なパーツであるヒール。丈夫にしようと、単純に硬くしすぎると折れてしまうため、良いヒールのポイントはしなやかさ。

中国で生産をすれば1/3くらいのコストで済むそうですが、強さとしなやかさを兼ね備えたクオリティの高いヒールを作ろうとすると、やはり日本製が一番なんだとか。カネコさんでは、栃木県佐野市に自社工場を構え、そちらをベースに製造を行っています。

こちらは定番人気のパンプス、CHARLOT【BLACK GLITTER】のグリッターヒール。完成したヒールは、前回ご紹介したアポロさんのような靴メーカーで革を巻いたり、専門の業者で塗装をしたりと、加工を施したのちに靴本体に取り付けられます。

取材協力:株式会社カネコ

次回は靴には欠かせないレザーを扱う革問屋さんのお話をご紹介します。お楽しみに。



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