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「JASRACのラスボスだけど何か質問ある?」を見て思った事など

昨日朝、Social Game Infoのニュースを眺めていたら流れてきた興味深いニコ生の宣伝を発見し、これはと思い、質問を投稿し、視聴していた所、進行役の仁平淳宏(日本ネットクリエイター協会 理事・司会)さんが質問を(非常に高評価頂きつつ)取り上げてくれて(1:04:20あたりから)、JASRACのラスボスこと浅石道夫 (JASRAC理事長)さんにお答えいただいたので、その部分について、少しお返事する形で書ければと思っています。

聞きたかたっか事

① 権利の中間業者としてコスト削減(クリエイターにとっての中間マージン削減)を念頭に置き、具体策をとっているか?またその内容は?

② ブロックチェーン等の技術開発の為の予算をどう捻出しているのか、また、その費用を内部でどの様に捻出しているのか(経営と理念のコンフリクトが起こりうるのでその辺をどの様にクリアしているのか)?

結論から申し上げますと、どちらも聞きたかった事の20%~30%しか答えてもらえなかったです。伝わらなかったというのもあるかと思いますが、間違いなく避けられたと感じます。

①の回答としては、実際に今年度から推進している手数料引き下げ施策だけでした。結局これだけだと、番組の中でも取り上げられていた音楽教室等の新たな財源確保の理由がこの補填じゃないかと言われても仕方がない気がしています。。

②について回答いただいたのは、どんな技術開発にどの程度予算をとっているか?だけでした。これはこれで知りたかったので、勉強になりましたが、本当に知りたかったのは、JASRACさんの評判回復の為にも、その開発予算額をどの様に内部で決めたのか?とか、(どういう議論があったのか?)とか、JASRACがどれだけクリエイターの事を考えているのか伝える機会を構築したつもりだったのですが、、、

技術開発の内容についても、残念ながら、現時点では、本当にブロックチェーンやRPA、DL等の技術を理解し社内システムに活かせるかは疑問だと感じざるを得ませんでした。

ただ、個人的に、著作権管理団体の組織フレームワークとしての株式会社及び一般社団法人について等、勉強になる部分も多かったのも事実でして、また機会を設けてくれる様ですので、是非とも視聴させて頂き、引き続き課題分析と自分達が出来る改善施策を考えて行きたいと思います。

JASRAC(一般社団法人日本音楽著作権協会)

JNCA(日本ネットクリエイター協会)


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