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バーチャル Confratute 2022。

ギフテッド教育のカンファレンスでもあり、「学びフェス」でもあり、交流の場でもあるConfratute(コンフラテュート)が2022年夏もオンラインで開催されます。

このConfratuteは、教育学者で才能教育SEMを研究開発されたコネチカット大学(以下UConn)のレンズーリ先生が始められました。今年で44年目です。全米各地から教育(心理)関係者が知識をアップデートしに参加してきます。教育や心理の研究者やプロフェッショナルの方々も毎年世界中から訪れます。

ConfratuteもUConn修士プログラムの必須単位なため、私も2年目の2018年の夏に参加しました。ギフテッド教育や2e教育で活躍されている著名な先生方がキャンパスのあちらこちらでstrandを開かれています。参加者は、この1週間、早朝から夜までstrand巡りをするわけです。

時間帯が重なってしまう残念なときもありますが、基本は自分の興味あるstrandを好きに組み合わせて学びます。レクチャー形式もあれば実習もあります。SEMのstrandはもちろん、2e教育、gifted studentsのsocial-emotionalに関して、underachievement、カリキュラムやdifferentiation、拡充について、などなど、数多くのstrandがあるのでとにかく楽しい。量り売りキャンディーを選びたいだけ選ぶようなワクワク感です。

オンラインではきっとないでしょうが、早朝ヨガやら早朝太極拳などもありました。即席のダンス部やコーラス部などもメンバーを募っていました。私は睡眠重視かつ体力温存派でしたが、元気な皆さんは学びの合間に集まっては練習し、最終日を華やかに飾っていましたよ。スタンダップコメディやストーリーテリングなど個人でタレントを披露する方々もいて、最終日は最高の盛り上がりでした。

気力体力さえあればstrandにも課外活動にも好きなだけ参加できますが、私はその前の2週間の修士プログラム(=合宿)ですでに疲労し切っていまして、Confratuteには超ミニマムで参加することとなりました。非常にもったいないことをした、、と今となっては悔やまれますが、しょうがありません。(最善は尽くした感)

この夏はオンラインで開催されますから、料金も良心的ですし、渡航費や滞在費もかからないため、絶好のチャンスだと思います。13時間という時差が若干厳しいですが、3日間だけですし、時間と体力のある方ならなんとかなりそうです。

レンズーリ先生やSEMは日本では驚くほど知られていません。が、じつは先生は日本以外では引っ張りだこですし、SEMも「ぜひ導入したい」と各国・各地の要人(?)がUconnに送り込まれてきます。Confratuteも「参加して人生が変わった」「目から鱗だった」と評価が高く、学区や学校によっては教師のためのConfratute予算も組まれているそうです。

そんなConfratuteにオンラインで、しかもリーズナブルに参加できる最後のチャンスが今年だと思いますので、ご興味ある方、時間の融通が利く方、体力あるいは体力をカバーできる気力と勢いをお持ちの方は、この夏ぜひともチャレンジしてみてください。


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第44回Confratute
開催日:7月11日(月)~13日(水)日本時間10pm - 翌日5:30am
会場:オンライン(申込後にメールが送られてきます)
参加費:5月末まで299ドル。以降は350ドル。グループ割引あり。
締め切り:日本時間7月9日12:59pm(売り切れる前にお早めに!)


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