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これからはキミ次第。応援してます。

あっという間に初夏ですね。

まったく更新できていないnoteですが、近々IDを変更しようと思います。
6月30日か7月1日に変更する予定です。よろしくお願いいたします。

さて。
少々個人的な話になりますが・・・

息子が進級して家を出る秋を目の前に「結局わが家にとってギフテッドってなんだったんだろう?」と改めて思ったりしています。アメリカの教育システムのなかでオルタナ教育するにはギフテッド認定が必要だと当時は強く思ったし、実際役にも立ちました。誤診の予防(回避?)にもなりました。特徴なり特性を知ることで子育ての指針にもなりました。

でも息子自身は「gifted labelは自分にとってはどうでもいい」と言い切っています。ギフテッド認定されてからの息子は、文武に素晴らしく秀で、なおかつ活発でリーダーシップに長けた子達のなかで、それまでとはまた違う疎外感を募らせてきました。オンライン・ギフテッドスクールなどでは科目別飛び級もしましたが、やりがいは感じられず、課題量だけが増えたことを苦痛にも感じていました。ギフテッドにとっては恵まれたはずの環境でも合わないわが子はどうしたらいいの、、、と母子でそれぞれ病む毎日でした。

そんな息子が唯一「生命感」を見せたのが、オンライン・コミュニティで出会った子達とマイクラ建築をするときでした。マイクラを離れてからも、仲間たちとはケンカしたり悩み事を相談し合ったりしながら共に成長してきたと思います。Discordさまさまで、寄宿校で過ごしているような5年間でした。ちなみにこの仲間たちは「ギフテッド」ではありません。

オンライン仲間は大切にしつつ、現実の世界でも「生命感」を取り戻さなくては、と模索した結果がSEMだったり早期大学だったりしました。すでに選択肢が出尽くしたなかで、早期大学進学は(おそらく大丈夫だとは思っていましたが)ある種 賭けでもありました。コロナ禍で大学一年目はリモートを選択しましたが、それが結果的に体験入学のような働きをし、慎重で不安感の強い息子にとっては吉となりました。

相性の問題だとは思いますが、「この大学なら自分でも大丈夫」と息子は安心し、今ではキャンパスライフを楽しみにしています。この早期大学はギフテッドのための大学ではなく、学ぶ意欲の強い高校生のための大学ですが、2eを含め、どの学校でも結局合わなかった子達がいたりと、ユニークかつ高い問題意識を持つ生徒が多い印象です。教授やスタッフの皆さんも親身であたたかく、息子の困りごとに対しても理解・支援・配慮を惜しみなくしてくださいます。私にとっても「逆にここ以外の大学には息子は精神的に進めなかっただろう」と痛感してばかりの一年でした。

私の家族には高IQおよび/又は優秀だけども病んでいる者が少なくありません。私が今直面している8050問題(現時点では7040)も、高学歴の親が高IQかつ問題児でアンダーアチーバーだった子を(無自覚に)放置してきた結果です。故に私は、出産直後から(いや、実際は妊娠がわかってからずっと)両親を反面教師として息子を育ててきました。この理不尽で皆が不幸になる負のサイクルから将来息子だけでも解放されますように、と強く強く願いを込めつつ、息子を送り出したいと思っています。

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