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“ギフテッド” は まるで世界地図。

改めて “ギフテッド” とは。』を書き、『改めて “ギフテッド”、その後。』ではケイ父さんのブログ記事を紹介させていただきましたが、友人かつギフテッド子育ての先輩あーちゃんママさんと、やはり仲良くしていただいてる友人&日本で巧みに2e子育てされているroboくんママさんも、それぞれご自身のブログで思うことを書いてくださったので、紹介させてください。

まずは あーちゃんママさんのブログ記事より。
「改めて “ギフテッド” とは」の補足記事

“そして私もmaiさんやケイ父さんがおっしゃっている通り、「困り感」や「生きづらさ」というのは、周りの環境的要因(文化や社会、習慣、考え方、教育システムなど)に強く関連していると感じます。

(日本だとアメリカよりもそれらを感じやすい?)

もう少し突っ込んで言えば、それらの様々な環境要因と、個人の気質や特性、認知スタイルなどが複雑に関係しあって、”反応”している感じがします。

同じ環境や状況に置かれていても(同じ刺激を受けたとしても)その個人のユニークな精神構造やパーソナリティなどによって反応がそれぞれで、困り感や生きづらさとなってマニフェストする個人もいれば、さして影響がない個人もいるのではないかと思いますし。

刺激に対する知覚(パーセプション)は持って生まれた感覚なので自らコントロールできないかもしれないけれど、でもそれらをどのようにプロセスして反応(行動)するか、という部分は(全てではなくても)認知療法やその他の方法で改善できる部分もかなりあると思います。”

……と、あーちゃんママさんには私が気づきえなかった “複雑に関係し合って、‘反応’ している” 部分についても補足していただきました。なるほど、毎度のことながら本当に勉強になります。。

そしてroboくんママさんの記事がこちら。
今「ギフテッドとは?」に思うこと

“この流れの中で危惧されることは、roboのように「困り感の主な原因が発達障害にある子供」が適切なケアを受けられなくなってしまうことです。

もちろん、roboの場合、ギフテッドのOEが発達障害の特性を強化している部分もあると考えられますが、やはり、発達障害の特性をケアすることが教育の中心的課題になり、そうすることで、初めてギフテッドネスが輝き始めて行くように思うのです。

我が子に発達障害の特性を認めることは親として大変辛いことだとは思います。そのために、ギフテッドという概念に出会った時、その特徴を我が子に当てはめて、本来別の方法でケアするべき特性を見逃してしまうことがあってはならないと思います。”

日本で2eのお子さんを柔軟に創造的に育てられているroboくんママさんの記事は毎回説得力があり素晴らしいですが、今回はやはり私では経験もなく想像もしえない大変な子育てをされているママさんならではのご指摘、いわば「発達障害がある子供が適切なケアを受けられなくなる危険性」を知ることができて、大変勉強になりました。

又、私がひそかに訪れているブログの筆者でカリフォルニア在住のポンチくんママさんが、ギフテッドの解釈について、アメリカ在住目線で感想を書かれていましたので、勝手ながら紹介させていただきます。許可をとりたかったのですが、無断で申し訳ありません……もしご迷惑でしたら、ご自身のブログ、こちらや私の子育てブログのコメント欄、あるいはTwitterのDMなどにて ご連絡いただけますか?よろしくお願いいたします。

アメリカ在住の方ならではの感想で、新鮮かつ参考になるポンチくんママさんの記事はこちらです。アメリカでも学区によってピンキリな(ギフテッド)教育のことや、故にadvocateがいかに大切であるかを綴ってくださっています。
アメリカのギフティッド

“もし、日本で「生き辛さ」のみを中心に取り上げているというのであれば、ポテンシャルはあるのだけど・・・というお子さんの話が多くなっているという事なのかな?何にしても日本とアメリカの定義が離れつつあるのは、理解出来ました。これから、日本のサイトを読む時に気をつけていきたいと思います。”

……とポンチくんママさんも戸惑われてますように、“ギフテッド” との出会い方がアメリカ在住の方々と日本在住の方々では違うため、お互い同じモノを違う角度から見ている感じになってしまうのでしょう。

イメージ的には世界地図を見ている感じだと思いました。私たち日本在住者がよく目にする世界地図は以下のものだと思います。

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が、しかしイギリスでは(ほか諸国も?)以下の世界地図がスタンダードであり、これを見て初めて私も何故に東アジアが「Far East(極東)」と呼ばれるのかが理解できたのですね。ほんとに極東だったわ、、、と。

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ちなみに私が初めてアメリカに行った15歳当時に見たアメリカ中心の世界地図には心底驚いたと共に、世界がとんでもなくわかりづらい、、、と違和感を覚えたこと、今でも忘れません。

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ユーラシア大陸を躊躇なくまっぷたつ。笑。

そんなわけで、同じモノについて説明したり議論したり研究したりしても、視点が明確でないと話が通じないし誤解を招くし、又、全く違う解釈ができてしまうのだということを私自身も肝に銘じたいと思いました。

あーちゃんママさん、roboくんママさん、そしてポンチくんママさん、補足してくださったり大事な点を指摘してくださったり、ご自身の学区での現状や率直な感想を教えてくださったりして、本当にどうもありがとうございました。。


Sources

Pixabay. Retrieved from
https://pixabay.com/ja/images/search/world%20map/

WORLDMAPS.NET. Retrieved from
https://www.freeworldmaps.net/world/america-centric/



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