人がたくさんいる中で
目を奪われる人というのに
遭遇したことがあるだろうか。

ぼーっとしてても
「はぁ、あの人素敵だなぁ」
そう思うことがあるだろうか。

美男美女は当然
おしゃれな人や
スタイルのいい人など
オーラが違う人って、結構、いる。

初めて会う人に思うこと

最近いとこが結婚した。
結婚した奥さんがとっても明るくて
笑いのツボも合うので一緒にお酒も飲む。

私が人に会う時に一番最初に思うこと
それはこの人が同じクラスにいる
同級生なら友達になるか、ならないかだ。

可愛いひと、センスのいいひとなら
もちろん友達になりたいと思うし

笑いのツボがあって
私の自虐ギャグなどを笑ってくれて
無駄に説教したりしない人がいい

彼女からは「皆さんにすんなり
仲間に入れてもらって」
と言われるけれど
それは全てあなたの人柄よと言いたい。

職場で出会っても
飲み屋さんで偶然隣り合わせても
たまたま家族が結婚して
身内になっても
その人のことを私はすぐにクラスのメンバーに置き換えて考えてしまう
仲良くなれるか、なれないかを。

偶然の再会

先週、実家の近くの駅で
中学１年の時
物凄く仲良しだった友人に偶然遭遇した。

彼女は学年でも最も人気があって
クラスで自分が仲良しだったことが
誇らしい友人の一人だったが
それ以上に笑いのツボが一緒で
腹がよじれるほど笑うというのは
あの中学１年の１年間だと思うくらい
馬鹿話で爆笑し続けた友人だ。

大人になってからも
酒好きという共通の趣味があったため
コロナ前は割と頻繁に会っていたが
緊急事態宣言の時に二度ほど
お断りをもらって以来
お誘いしにくくなった友人だった。

その彼女の階段を駆け上がる姿に
目を奪われてしまったのだが
「ああああ！」
エスカレーターを降りていた私のことを
彼女も目を丸くして指をさし
階段を駆け下りて来てくれて
「何でここにいるの‐‐‐！！！」
と飛び切りの笑顔の後
「前の方からキラキラした人が
エスカレーターにいて目が奪われたわ」
そんな嬉しいことを言ってくれた。

お互いに50を超えたこの歳で
そんなことを思えるなんて
心底、幸せなことである。

そして別の同級生について

ある同窓会で別の同級生が堂々と
「自分は思い通りの人生を送っている」
「何不自由なく、家族にも恵まれて
仕事ではゆくゆくは社長になれそうだ」
そう豪語していたそうだ。

私はその会に参加していなかったけれど
そのことを報告した友人たちは
正直「自慢しすぎだろ」というニュアンス
鼻についたというネガティブな
うわさ話をした。

彼は正真正銘クラスにいたら
友達になりたくないタイプだったが
相変わらず、自分が頑張って
結果出していると自分が言わないと
まわりからは「キラキラしてる」とは
思ってもらえないタイプなんだな
そう思うと、若干気の毒である。

仕事、結婚、出産、介護
何をしていても
何をしていなくても
初めてあった人や
久しぶりに会った人に
この人はなんか惹かれるものを
持っている！
そう思われる人になりたいし
自分で一生懸命ふれまわらないと
そういったオーラが出ない人には
正直、一線を引きたくなるものである。

キラキラすること

私は本当に美人ではないし
神経質なうえにだらしないと
どんな女だよ！と自分でも
ツッコみたくなる変わり者なのだが
時々言われること
それは「キラキラしている」
ということだ。

理由をちと立ち止まって考えてみる。

年相応に老化が進みながらも
小奇麗に、身綺麗に
一緒にいてまわりが恥ずかしくない程度の
身だしなみはしているのと
あとは、今時の表現をすると
『ゲラ』なので、自分の笑い顔が
皴しわで醜いと分かっていながらも
我慢できずに馬鹿笑いをしている。

そしてものすごくたれ目なので
笑ってなくても笑ってる顔なのかも。

加えてキラキラしたアクセサリーを
身につけがちで派手なものを好む
センスも原因なのかもしれない。

同級生の彼のように、仕事で出世もせず
夫もいないし何ももっていのにのに
『キラキラ』していると言われるとなると
何か手に入れたら『ギラギラ』して
鼻につくタイプになるかもしれない。

私は、なにももっていないで
『キラキラ』している程度が
身の丈に合っているかもしれない、笑！