男性ブランコのコントライブ「栗鼠のセンチメンタル」

2/20 男性ブランコのコントライブ「栗鼠のセンチメンタル」(@紀伊國屋サザンホール)を鑑賞しました。

ライブに行くのは今年初?というレベルで行けていない。人混みを避けるとなると、お笑いを見に行くのは難しいし、家で見られるほうが断然楽。でも今日は出掛けていって本当によかった。

居心地よく、でもしっかりとじんわりと感情を動かされる。男性ブランコが作ってくれるあの空気は会場にいないと浸れないのだと改めて思いました。それほど繊細に作られているということなのだろうけど。

今回もまた、素晴らしい。純粋なお笑いよりもっと奥行きがあってあたたかみを感じる。お笑いポイントだけで言ったら素直な緊張と緩和だったりあるある的な発言があったりするのに、急に世界観突き付けられて離されるようなオチが出てくるのも好きです。Vとかフライヤーとか毎度とても惹き込まれるような、丁寧な作品ですよね。終演後出てきたふたりに、いますぐには言葉にできないこの感情を少しでも届けたくて、お客さんの拍手が止まらなかった(というより止められなかったし止めたくなかった)ことにさらに感動しつつ、会場中のお客さんに共感のいいねの嵐でした。

教室だった場所でライブを見ていたときは、あのこじんまりした空間が大好きで、規模を変えずにやり続けてほしいと思っていました。が、今日のラストの演出を見てしまったら、色々やれる会場でぜひやってほしいと強く、強く思いました。会場の広さとかできる演出の幅広さとか、コント師の単独にとってとても大きなことですね。できるだけ多めにお金を落としたりしましょう。

円環構造のようにないものを生み出して続いていく世界を円環構造で表現する。帰ってからぐるぐる考えてて、もしかして?と思いましたが、タイトルコール前のミニコント的なあれは終演後のふたりだったり。ぐるぐる。


もしかしたらいつか、昔はあの規模で見れたのにな~って嬉しくも悲しくも(過去の自分のことをこっそり自慢に思ってしまうような)センチメンタルな気持ちに、どこかで出会えたら最高に幸せだよなあ なんて。キザすぎ。

あんまり中身の話はしないほうがいいとは思いつつ、、
「野良?」
「たぶん。首輪してなかったから。」←ここのセリフ自然すぎて変なとこで鳥肌たちました