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「あっちに〇〇(珍しい鳥)がいますよ」

双眼鏡を持っていると、他のバーダーさんから「あっちに〇〇がいますよ」と声をかけてもらえることがあります。自分の探鳥の幅を広げてもらえるので、このような情報共有は大変ありがたいものです。

だけど私はあんまりそれを重視しないことが多くて、ついそっけない返事になってしまう…。今日はそんなことを書いてみます。


自分で出会いたい

「おっ、何か見慣れない鳥がいる!」そんな野鳥との偶発的な出会いがあるからこそ、私は野鳥観察にハマったのだと思います。見慣れない鳥は特徴をメモしておいて、帰ってから野鳥図鑑で調べる、そんな前時代的なプロセスを大事にしています。

逆に、どこにどんな種が居るか事前に情報を仕入れたら、それを見つけられるのが当然になって、見つけられなかった時にガッカリしてしまうと思うのです。あくまで趣味の活動で、散歩の延長のようなものなので、期待値を下げておくのが楽しむコツかなと思っています。

珍鳥より珍場面

さて、見慣れない鳥との出会いも素晴らしいですが、それ以上に私が重視しているのは、狩り、食事、争い、求愛、交尾、巣作り、子育て、水浴び、、、そんな鳥の活動をつぶさに見ることです。

例えば、獲物を捕らえる直前のサギやカワセミを見ながら、私も息を止めて緊張しています。例えばたわわに実った柿や蜜柑を頬張るヒヨドリの様子を見ていると、こちらも幸せな気分になれます。つい先日はカモの交尾の一部始終を初めて見ることができ、大変興味深いものでした。

面白い行動が見られるかどうかは運に左右されますが、珍鳥を見るよりは多少ハードルが低いように思われます。

まとめ:でもやっぱり珍しい鳥も見たい

とは言っても、段々マンネリ化してきてしまうので、何百羽ものムクドリを全部見比べてやろうとは思いません。色鮮やかな鳥や、猛禽類の狩りを見てみたい、そんなミーハーな心もあります。

趣味らしく、気の向くところに足を運び、気になる方に双眼鏡を向ける、そんな風に気ままに続けていこうと思います。そういう訳なので、そっけない返事になってしまうかもしれませんが、珍しい鳥を見かけたら参考程度に教えてくださいませ(笑)

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