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ほうじ茶の香りを楽しむ茶飯レシピ

北限のお茶としてお茶好きに知られ、茨城県久慈郡大子町で生産されている「奥久慈茶」ですが、5月下旬に、ご縁があって昨年からお世話になっている奥久慈茶の農家・かねた園の鈴木さんご一家に1泊2日で茶葉の収穫のお手伝いと工場見学のためお世話になりました。


その様子も一度noteに書きたいのですが、その時にかねた園さんが昨年から参加している地元のイベント「丘の上のマルシェ」に今年も参加されると伺ったので、昨年も作ったお茶を買ってくださった方に差し上げる、お茶の楽しみ方をまとめた資料の中身をアップデートしようと思い、帰ってきてからかねた園さんのほうじ茶を使った茶飯にチャレンジしてみました。

といっても6回で完成した簡単なレシピなのですが、美味しいのでぜひお試しください。

材料(4人分)
米 2合
ほうじ茶 (普通に飲む量の倍量の茶葉を入れたほうじ茶)400cc弱
ほうじ茶の茶葉(大さじ2をお茶パックに入れる)
A
・料理酒 大さじ2
・みりん 大さじ2
・昆布茶 小さじ2
・塩 小さじ1/3
ごま塩

つくり方
①ほうじ茶を淹れる。いつも飲んでいる量の倍量の茶葉で、ちょっと渋みを感じるくらいに淹れて、冷ましておく。大さじ2杯分の茶葉をお茶パックに入れておく。
②研いで吸水した米を炊飯器に入れ、Aも入れる。冷ましたほうじ茶をお米の2合の目盛まで注ぎ入れて、味が均等になるように全体を混ぜておく。
最後にお茶パックをのせる。お茶が設置しているところが味と香りがつきやすいので、パックに均等にお茶を入れて、寝かせるように置く。
③炊飯する。出来上がったら茶碗によそい、ごま塩をふる。
(ごま塩ではなく、万能ねぎなどを添えても。)

かねた園さんのほうじ茶は茎が多めでフレッシュな風味なので、口に入れた瞬間に広がる香りも、さわやかです。
お酒とみりんの味が気になる方は、1:1の割合は同じにして分量を減らしてみてもよいかもしれません。

かねた園さんのウェブサイト(ほうじ茶も購入できます。)
https://www.kanetaen.com/

ここまで辿りつくのに、数回失敗しました。

【1回目】普通の濃さのほうじ茶で炊いてみました(お茶パックなし)。
味も香りも薄くて期待した完成形にほど遠かったです。

【2回目】調味料に味を邪魔されているかと思い、お酒とみりん、昆布茶を3/4量にしてみましたが、お茶風味の物足りなさは変わらず。

【3回目】調味料はもとに戻して、濃さを倍量にしたほうじ茶+最後にお茶パックで茶葉を足してみました(大さじ1)。香りが出てきました。

【4回目】濃さを倍量にしたほうじ茶+最後に倍量のお茶パックの茶葉を足してみました(大さじ2)。口に入れた瞬間に香りがふわっと広がります。飲みこんだあともお茶感があり、これが最終の形になりました。

【5回目】香ばしさが出るかと思って、煎った大豆を加えてみました。香ばしさには影響なし。食べごたえがあるので、加えてみても面白いですよ。

【6回目】同じく香ばしさが出るかと思って、ほうじ茶を煎ってから入れてみました。期待ほど効果がなく、手間なので省くことにしました。

ほうじ茶の種類によって、茶葉の量も変わると思います。ぜひご自宅のほうじ茶で実験してみてください!

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