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【言霊】Vol.0785(2010年8月12日発行のブログより)

本は「まえがき」と「あとがき」がすべてである。

書店で立ち読みする際に、本好きは最初に表紙を味わう。

タイトルは正直どうでもいい。

最近は特に売ることが目的で内容と乖離した大袈裟なタイトルが
目立つからだ。

手に取った瞬間でその役割は終わっている。

次に「まえがき」、目次、「あとがき」である。

「まえがき」「あとがき」がつまらない本は、本文も面白くない。

特に「まえがき」はその本の頂点の上澄みが書かれている。

だから、「まえがき」がつまらないのに途中から⾯⽩かった本というのは
私は今まで読 んだことがない。

換言すれば、「まえがき」か「あとがき」で琴線に触れるフレーズが
あったら買えばいい。


仮に積読になったとしても、
琴線に触れたフレーズに出逢ったということで元は取れている。

本はたった1⾏の琴線に触れるフレーズに出逢うために買うのである。

追伸.
これは人生すべてにおいて当てはまる。

「5分の⾯接で評価されてはたまらない」とふくれる学生がいる。

が、5分話してもつまらない人間は10時間話してもつまらないのだ。

企画書で1ページ目が退屈なものに面白い企画はないのも
まったく同じこと。

...千田琢哉(2010年8月12日発行の次代創造館ブログより)

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