【言霊】Vol.0782(2010年7月22日発行のブログより)
すべては、繋がっている。
以前から約束していた、ある企画をある会社に提出しました。
社長が言いました。
「ぜひ、年内にやりましょう!」
ところが・・・
いつまで経っても返事がないので、こちらからメールしてみました。
数日後にメールの返事がきました。
「検討させてください。明⽇から盆休みに⼊ります」
そのまま半年が過ぎました。
社交辞令だったのです。
私は仕方なく、別の5社に声をかけました。
24時間以内に5社とも飛びついてきました。
みんな一生懸命にうちで実現させないかとアピールしてくれました。
私が高飛車と感じたり、礼儀知らずだと感じた2社は申し訳ないですが、
すぐに排除させていただきました。
残り3社は、全員いい人だったからどうしても断れないのです。
とうとう、約束の期日がやってきて仕方なく、
「えいやっ!」
と決めました。
もっとも賛同者が少なく、いただいた中では条件の悪い会社でした。
迷っているときには、
・周囲が反対するほうを選ぶ
・条件が悪い⽅を選ぶ
と普段から決めていたからです。
「・・・だから好き」より「・・・にもかかわらず好き」を選ぶ人生が
幸せだと確信していたからです。
やっぱり、これは間違っていませんでした。
こうして生まれたのが、
『20代で伸びる⼈、沈む⼈』
でした。
おかげさまで自己記録更新で、売れ続けています。
特に書店での売れ行きが好調で、見る見る在庫がなくなっていきます。
立ち読みがしやすく、全部立ち読みした後に買ってくれているのです。
これは、女性の購入者が多い証拠です。
今から考えてみると、社交辞令を言ってくれた社⻑も、
高飛車だったり礼儀知らずな対応をしていただいた編集者も
みんな神様だったのです。
その人たちがいなければ、この本は生まれなかったからです。
すべては繋がっている。
偶然とは人間が科学的解明を諦めてそう呼ぶだけのこと。
本当に、ありがとう。
もっと力をつけて、恩返しさせていただきます。
追伸.
同期のマドンナだった君は、元気ですか?
あの本の第45項は、この宇宙で君だけのために書きました。
...千田琢哉(2010年7月22日発行の次代創造館ブログより)
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