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福土先生の退職記念講演会&祝賀会

医学部主催の最終講義は2月16日(金)に開催されたのですが、2月23日に同門の方々が中心となって退職記念講演会と祝賀会が市内のホテル江陽で開催されました。

講演会では最終講義よりも少し長めだったのでゆったりと話され、折々に縁の画像も盛り込まれて和やかなもので何よりでした。100名ほどの祝賀会において、石井研究科長、吉本元総長に続いてのお祝辞を述べさせていただきましたので、その概要を記しておきます。

講演会と祝賀会の冒頭の様子

福土先生も私も、東北大学大学院医学系研究科のいわゆる「重点化」の折に教授になった世代です。直後に5号館という建物が竣工して、ともに同じ建物の住人となりましたが、福土先生は8階まで、さっそうと階段を登っていかれることが印象的でした。
福土先生とは、文部科学省支援の「グローバルCOE」という文科省の大学院生等の育成プログラムに関して、2007年から5年間、ご一緒させていただきました。「脳神経科学を社会へ還流する教育研究拠点」という名称のこのプログラムでは、14名の教授・准教授の教員と、その指導を受ける大学院生や、博士研究員が、さまざまな活動を行いました。台湾や上海でジョイントシンポジウムを行ったり、北米神経科学大会へも本学から大挙して参加したことも、とても良い思い出です。
この取り組みは生命科学研究科と医学系研究科のコラボで行われたものですが、現在、「Neuro Global国際共同大学院プログラム」として、留学生も含めた国際的な環境での教育や人材育成という活動として継承され、福土先生にも本プログラムへの参画時点や折々の評価において、ご指導いただいています。直近では、コロナ明けの2023年6月にベルギーにおいてルーベン大学と東北大学の脳科学に関するジョイントシンポジウムでご一緒できたことが何よりでした。ルーベン大学には、福土先生のところから留学された方もおられたので。
さて、福土先生は最先端の「脳腸相関」の研究分野において世界的権威ですが、日本語では腑に落ちる、腹を割って話すなどの言葉があります。どこかに心の一部が内臓にあるということを直感としていたように思われます。
福土先生にはこれからもご研究を続けるということを伺いましたので、ぜひお体に気をつけて進めていただければと思います。
本日はおめでとうございました。

https://www.med.tohoku.ac.jp/nsgcoe/ja/index.html

上記の脳科学グローバルCOE時代の初代東北大学サイエンス・エンジェル(当時)にもお目にかかれ何より♫ 同じく今年ご退職の虫明先生とお食事のテーブルでお隣同士だったので、久しぶりに種々お話しできました。

懇親会ではメインテーブルだったので、福土先生のところには皆さんが訪れてご挨拶されていました。


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