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夏ドラマ『週末旅の極意~夫婦ってそんな簡単じゃないもの~』は温泉旅行気分も味わえてお得ですよ♪

少しずつスタートし始めた夏ドラマ。初回はほぼ全て録画して?HDDレコーダーの”ドラ丸”機能で自動的に録画されて?とりあえず観てみます。それからその後も観続けるかどうか判断するのが私の通常モードです。

この『週末旅の極意~夫婦ってそんな簡単じゃないもの~』は、タイトルだけ見ていたら前クールの『夫婦が壊れるとき』のようなハードな内容ではもちろんなさそうだけれど、夫婦に水を差す存在が現れるとか何かひと波乱ふた波乱は起きるのかなー?と予想してみました。

普段はお互い仕事に追われて、2人の時間をなかなか作れない結婚10年目の40代夫婦が主役です。同じ空間で暮らしてはいるもののすれ違いばかりで、一体何をもって「夫婦」なのか?ふと疑問に感じてしまうその気持ちは理解できます。 

そこで観月ありさ演じる妻・真澄が吉沢悠演じる夫・仁に「週末旅」を提案。旅先で「夫婦」であることの意味を確かめ合い、失っていた「夫婦の時間」を取り戻していくというストーリー展開のようです。毎回どんなお宿が登場するのか…旅行気分も味わえてまさに一石二鳥ですね。

初回の宿は芦ノ湖を一望できる素敵なホテル「はなをり」。景色はもちろん素晴らしいし、キレイだし、夕食ビュッフェの美味しそうなこと!前菜の小皿を籠に並べるというなんてオシャレなスタイル(笑)。こういうのだけでもかなり気分が上がりますよね!朝食も豪華!泊まりに行ってみたくなりました。

ドラマとしては、真澄が仁に「周りからは仕事人間で何でもできる人って思われているけど、ホントはそんな器用じゃないし、雑務をやらずに自分の仕事に専念したい時もある」と涙ぐみながら話をして、それに対して仁が「色々頑張り過ぎてるのかも俺たち。頑張らなくてもいいところは徹底的に頑張らなくていいんじゃないかな?」と仁なりのアドバイスをしてあげたり…。久しぶりにゆっくり「夫婦の会話」ができている様子が描かれました。何だか微笑ましかったです。

やっぱり会話って大切ですよね。小さなお子さんがいらっしゃるご家庭はなかなかその時間が取れないかもしれませんが、相手が何を考えているのか分からなくなることは何より不安だと思うし、話すことで得られる安心感って精神的に大きなものだと私は思います。

ホテルの大浴場で真澄が出会った老婦人との会話。夫婦2人の旅だと告げると次に出てくる言葉は真澄の″嫌な予感″的中の「お子さんは…まだ?生むなら早い方がいいわよ」。真澄は「いつになったらこの言葉を言われなくなるんだろう」と。

ドラマの最後で実はその老婦人はご主人を亡くし、自分には子供も孫もいないこと、最後のひとり旅のつもりでこれから病院に戻ることが判明。「後悔しない人生をね」とその老婦人に言われた真澄はきっと、瞬時に色んな想いが駆け巡ったことでしょう。「お会いできて良かったです」真澄がそう告げた時の老婦人の笑顔がとても印象的でした。

恐らく真澄は仁との子供をまだ諦めてはいない気もするし、これから回を重ねていくにつれてもっと夫婦のより深い部分に話が進んでいきそうです。

「旅ドラマ」としての側面と、夫婦の関係性がきちんと描かれている側面と、どちらも楽しめそうな″ありそうでなかった″ドラマが始まりました。これは観続けること決定!です。

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