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その後の『日曜の夜ぐらいは…』。ただひたすら「3人+みね」に幸せになって欲しい!

毎週日曜の夜にじんわり幸せな気持ちを与えてくれる『日曜の夜ぐらいは…』。ドラマの余韻のせいか少し憂鬱なはずの月曜日の朝も、どこか晴れやかな気分の自分がいたりします。

宝くじで当てたお金を無事にGETした3人のその後。

サチは母の車イス生活が始まっても何の援助もしてくれなかった父が金の無心に現れ。翔子は大して仲良くもなかった同級生から連絡をもらい、恐らく欲しくもなかった高額な美容グッズを購入。若葉は毒母が突然現れ、壮絶な修羅場の末に90万円近く貯めた通帳を持って行かれ。

分けた当選金一千万円で3人それぞれ幸せになるはずが、現実はなかなかうまくいかないことばかり…。

そんな中、3人はこれまでの人生を互いに語り合い「3人でカフェを開く」という夢にたどり着く!

一人ひとりの夢ではなく『3人一緒の夢』…というこの展開にグッときてしまいました。

最初は友情関係を築くことさえためらっていたサチが、共に夢を描ける友と巡り会えたことの奇跡。そこにみねも加わって「3人+みね」チームでカフェの開店に向けて走り出した…。

みね役の岡山天音も、絶妙な演技力でドラマにスパイスを与えてくれています。優しくてちょっと情けなくて、でも実は芯がぶれない男らしさも兼ね備えたみね役は、誰もができそうでできない役柄だと思います。彼の笑顔は妙に安心感を感じさせてくれるんですよね。

このドラマ、サチの母・邦子と、若葉の祖母・富士子の2人の関係性もここに来ていい味出してます。ほんわか邦子と毒舌富士子。対照的な2人だけれど、互いに娘と孫に自分たちのせいで窮屈な想いをさせてきたことへの”後ろめたさ”を感じて生きてきた2人だと思います。

でも、サチと若葉、翔子の出逢いによって3人の日常が活き活きとしたものに変化していく様を優しく見守りながら、2人の心の中も少しずつ前向きに変わり始めたように感じます。和久井映見と宮本信子という演技派2人の共演シーンはなかなか見応えあります。

カフェ物件も見つかり、店名も「サンデイズ」に決まり、住田氐にカフェのコンサルタント料200万円も支払い、ドラマはここからいよいよ後半戦といったところです。

サチは父とバイト先の店長、翔子は遺産相続問題で兄と、若葉は毒母と…。それぞれに抱えた問題たちの行方も気になります。

最終回に向けて色んな展開が頭に浮かびます。3人のカフェが大繁盛!めでたしめでたし…という単純な展開で終わるわけは当然ないと思うので、ここから一波乱、いや二波乱あると勝手に予想しています(笑)。

でも「3人+みね」チームのみんながどんな形であれ幸せになって欲しい!そこは岡田氏どうか裏切らないで下さい!と願うばかりです。

もっとも何がそれぞれの幸せなのか?もいくつか想定されるので、岡田氏の”落としどころ”を楽しみに、引き続き日曜の夜を心待ちにしようと思います。

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