おはようございます。僕です。

疲れている。昨日は仕事上のトラブルに追われ、謝罪と対応をし、夜8時に帰ってきて、飯を食べ終わった瞬間倒れ込んで寝落ちしていた。

今日は土日働いた分の代休を取り、パンイチで布団に寝転びTwitterをやっている。至福。更なる癒しが欲しいところだが、やはりこういう状態でやるセラピーといえば一つしかない。

「幼馴染カップルのことを考えること」だ。
幼馴染カップルは素晴らしい。幼馴染という属性はラブコメ世界では「噛ませ犬」「負け組」「不憫」という宿命を負い、エロ世界では「BSS(ぼくが先に好きだったのに)」「NTR」の傾向が非常に強い。許せないことだ。幼馴染カップルというのは紆余曲折を経て絶対に結ばれる属性だろうが。お前らだって散々幼馴染属性を小馬鹿にしているが、「フローラorビアンカ論争」ではいつもビアンカの味方をする。お前らだって本当は幼馴染属性が好きなはずなのに、それを何か恐れているのではないか。

いや、そんなことはどうだっていい。幼馴染属性は負け要素だなんだ言っているのは所詮外部の意見。お前らがゴチャゴチャ言っている間に幼馴染たちは結婚している。

幼馴染属性といえば外せないのが「幼い頃の結婚の約束」だ。ベタだが、ベタだからこそ熱い。「昔した大きな約束を覚えているかどうか」というのは非常に大きい。幼馴染女はそれによって「まあアンタらがウチの○○君にどう言い寄っても、私たち結婚の約束してますけどね？」という精神的マウンティングを取り、正妻の余裕で人を見ることが出来る。
いや、他のヒロインが近づいてきたことにより幼馴染女が「取られちゃう……！(そもそもお前のものではない)」と思って今まで恥ずかしくて出来なかったアクションを起こすこともまた一興ではあるが、僕はどちらかと言えば「過ごした時間の長さによる経験値」によって精神的マウンティングを取り、「フフン」という顔でヤレヤレしている幼馴染女が好きだ。

言い換えれば、こういうことだ。

うーん、好き。
我ながらいいツイートをした。その通り。

僕はお互いに「コイツのことは自分が一番よく分かっている」という絶対の自信が好きだ。一瞬足りとも不安にならず、「俺が/私が相手を好きなら、当然コイツも自分が好きなはずだ。一番よく分かっているのは自分だから」という謎の自信に満たされ、それでとりあえず満足して何も行動しないのが好きだ。
どれだけ自分が好かれているという自信があったとしても、告白というのは恥ずかしいものだ。近いからこそ、恥ずかしい姿を見せたくなくて双方告白待ちみたいなターンをずっと続けているのが好きだ。その間二人は別の人に告白されたとしても、「悪ぃ、アイツと遊ぶ約束してっからダメだ」「私が彼氏作ってほっといちゃうと、アイツが遊ぶ相手がいなくて寂しがっちゃうから〜」と断るはずだ。
朝、一番最初に挨拶するのは幼馴染だし、クラスで一番喋っているのは幼馴染だし、飯も幼馴染と一緒に食べるし、お互い部活に行ってもどっちかが帰りを待ってるし、一緒に帰ってそれぞれの家に入って、ゲームしながら電話している。のにお互いベッタリしている事に無自覚なのがいい。なんならクラスメイトから陰で「アイツら付き合ってるんだ」という噂が流れ、「付き合ってるんでしょ？」と二人に聞くと「ダッハッハッハ！！俺とお前が付き合ってるってよ！！！」「ヒーッ！お腹いたーっ！！ハハハハ！」「どっからそんな噂流れてんだろうなーっ！！」という会話をゲラゲラ笑いながらする(お互い満更でもないし告白待ちの状態なので否定はしない)だろう。

お互い勘違いで喧嘩するのもいい。クラスの彼氏持ちの女子にサプライズのプレゼントを選ぶのに相談されている様子を見て何かを勘違いし、別に時間的には全然間に合ってるのに「○○時に約束してたはずでしょ！行くよ！」と強引に連れ出されて、それに怒った幼馴染男に更に勘違いして「一番大事にされているのは私のはずなのに」と激昂して一人でさっさと帰っちゃうのもいい。一人で帰っている途中に隣がポッカリ空いているのに何となく落ち込んでわけも分からず泣いてしまうのもいい。その後急な雨が降って傘も学校に置いてて無い状況の中、ビシャビシャになってボーッとしている所に幼馴染男が来て、学校の置き傘と折り畳み傘を持って迎えに来るのもいい。顔が涙でぐしゃぐしゃなのを雨のせいにして一緒に帰るんだ。翌日からお互いよそよそしくなって、いつもの勢いが無くなってるところでクラスの女友達が幼馴染女に「もしかしてフリーになったの？アタシ結構タイプだし行っちゃおうかな〜」とからかったら勢いよく「だ、ダメ！！」と大きい声で言ってしまってさらにからかわれるのがいい。あーーーーーーーーーーーーーすごい。心が豊かになっていく。

幼馴染カップル(カップルじゃない)のことを考えていたら最高に気分が良くなってきた。やはり健康に必要なのは、十分な睡眠・食事・幼馴染カップル(付き合ってない)(お互い告白待ち)(多分待ちの時間長すぎて告白じゃなくプロポーズする)(お互い子供の頃の結婚の約束覚えてて『あんな昔の約束覚えてんの？私のこと大好きか〜？』『お前だって覚えてんじゃねぇか』という会話をする)だ。他にライバルヒロインなんかいらない。全部勘違いかなんかだ。ううう……

負けてなんか無いやいやい