はじめに

徳川家康さんって知ってますか?

すっごい昔『戦国時代』って言って、とにかく”戦ってた”時代があったんですね。日本のいろんなところで、『武士』と呼ばれた大人たちが、刀やヤリをもって本気のケンカをくり返す。そんな日が100年以上つづいたのが、戦国という時代でした。

「ねぇ、もうしんどいんだけど……この戦いの日々は、いつまでつづくの?」

と誰もが思ってたあるとき。
戦国という世の中をガッ! とつかみ、スポーン! と投げとばし、数々のケンカを終わらせる男があらわれるんです。
男は日本じゅうの武士のトップに立ち、言います。


男「いくさの世は終わりだ! これからは我が一族がこの国をおさめ、『江戸時代』という平和な世の中をスタートさせたいと思います!」(じっさいには言ってませんが)


日本全国の戦いを終わらせ、あらたな時代を作ったその男こそ、
徳川家康です。
ハッキリ言って、ものすごいことをしたおじさんです。

家康さんは、どうやって天下を統一したと思います?(「武将の中で一番になったと思う?」ってことね)

かんたんに言えば、”戦いに勝った”からです。
さいしょは近くにいる武将(武士)と戦い、まわりに敵がいなくなれば遠くの武将と戦う。
戦って、勝って、戦って、勝って、戦って、勝つ。
なんどもなんども戦争をして、勝負に勝ったから、日本の武将のナンバー1になれたんです。

でもね、ここで知ってほしいのは、「家康は戦争が強かったんだ! すごいでしょ!」なんてことじゃありません。
家康がどんな人で、どんな成功があって、どんな失敗をして、どんな嬉しいこと悲しいことの経験をして、どんな仲間にかこまれていたのか……みなさんに知ってほしいのはそういうところ。

家康さんや、家康さんのまわりの人になったつもりで読んでみてください。
この物語をさいごまで読んで、家康さんを好きになるかキラいになるかは、あなたの自由。

ただ、日本一になった人が、そこにいくまでに何があったのかを知る物語って、ちょっとワクワクしませんか? いったい、どんなことやったんだろう——って。
気になったら読んでみてください。

ここからちょっとずつ、その答えを伝えていきますね。


つづく。


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本当にありがとうございます!! 先にお礼を言っときます!