韓国語でいう바가지ぱがじ、いわゆるぼったくり。
先日明洞で日本人観光客が被害にあったと韓国で報道されている。こういう出来事はみんなに起こる可能性もあり他人事ではないので共有したい。

（起）なにが起きた？

今月17日、ふたりの日本人女性が明洞の化粧品店で意図せずひとり120万KRW、あわせて240万KRWを請求されたという。

（承）ことのはじまり

韓国最大の自動車掲示板、보베드림ぼべどりむ。ここは車の情報以外にもさまざまな話題が投稿できる機能がある。

ここのコミュニティ掲示板に18日、韓国人のAさんが「明洞240万ウォン日本人バガジ近況」と書き込んだことが事件発覚の契機。日本人とはAさんの友人。元の投稿はすでに削除されているがあらゆる掲示板に転載されまくっている。

（承）元カキコを見てみよう

転載投稿要約

1. Aさんの日本人の友人が知らないおじさん（いわゆるキャッチ）に明洞を案内をしてもらい、その後おじさんの知っている店に誘導される。彼女らもお礼に買ってあげるのが筋と考えたが、会計後にレシートを見るとひとり120万KRW（正確には111万KRW）だった（直後は気が付かず）

2. 翌日Aさんは彼女らと警察へ出向くが介入不可自力で解決しろと言われる

3. 観光案内員とともに店員に返金を要求するが拒否、商品とクレカをAさんに託し友人は当日17時の便で帰国

4. Aさんはコスメ会社に連絡するも「うちは関係ない」とけんもほろろ、Aさんが消費者センター的なところへ電話する！というと態度を軟化、店に連絡しなぜか追加決済30万KRWをすることでひとり111万KRWの取り消しに成功

5. 顧客が要請すれば30万KRWの返還にも応じる　←上から目線のイマココ

（転）事件班長が解説します

jtbc「事件班長」をみるともう少し詳細がみえてくる。

ふたりで計24万KRW分のコスメを買うはずが、社長が「円」と「KRW」をまちがえ店員に伝えた？（苦しい）、その額に見合った商品を店員がピックアップ？すでにその時点で240万KRW確定？

彼女らもその場でレシートを確認しなかった非はあるものの・・・あとから実態に気が付いた感じではある。

どうもこの店、中国人経営者のようでもともと明洞界隈でも評判よろしくないと聞く。それでもこの事件に対する韓国人の反応は、なに人でも関係ない、韓国で起きていること自体問題で恥ずかしい、刑事事件なのになぜ警察が介入しないのか、などさまざまあるようだ。

ここではあえて店名は書きませんがちょっと調べればわかります。GW、渡韓するひと気を付けてね。

（結）悪徳商売には飛び蹴り一発！

わたしは明洞だろうと南浦洞だろうと声かけられたことないけど（それもどうよ）防衛策としてはこんな感じ？

• キャッチは無視、親切にされたらお礼だけ言って去りましょう

• その場でのレシート額確認は必須

• 時と場所によっては現金利用（少額ぼられも防げる）

• 支払限度額のあるデビットカード（韓国であればWOWPASS）を活用

海外でも国内でもすべての人が厚意をもって近づいてくるとは限らない。だます方がもちろん悪いけど、そこの見極めはやっぱり自己責任の範疇。
それでも若い彼女らがトラウマになっていないことを願いたい。

きょうはここまで、最後まで読んでいただきありがとうございます。