瑞嶋カツヒロ

一迅社文庫でライトノベルを出していたと思いますぼくはクズです

瑞嶋カツヒロ

一迅社文庫でライトノベルを出していたと思いますぼくはクズです

最近の記事

一度テキストファイルにコピーしてから張り直せば良かったのか 一つ賢くなってしまったなあ! ……というわけで、昔書いたものをいくつか公開 時には慰めが必要な場合もある

    • 宇宙の変死

            I Starship Murderers I     六年と八ヶ月前    Ⅰ 二週間と二日前    Ⅱ 第一日目 ~昼~    Ⅲ 第一日目 ~夜~    Ⅳ 第一日目 ~深夜~    Ⅴ 第二日目 ~朝~    Ⅵ 第二日目 ~昼~    Ⅶ 第二日目 ~夜~    Ⅷ 第二日目 ~深夜~    Ⅸ 第三日目 ~早朝~    Ⅹ 第三日目 ~正午~     一週間と三日後     六年と八ヶ月前   くすんだ壁と、旧型の照明がちらつ

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      • ゆっけっちょるかなー

          ・  一般に言う、いわゆる一つの序章   ・  正ヒロイン抜きでやる、運命のボーイ・ミーツ・ガール   ・  発育の良い小学生、主に知識の面で   ・  言うほど黄金ではない、黄金週間   ・  好きだからこそ、手を出します   ・  興味本位じゃ、仕方ない   ・  腐ってるけど、切れない縁を      一般に言う、いわゆる一つの、序章  彼との美しい思い出はいつだって鮮明に思い出すことができる。そして、その思い返す思い出というものは、だいたいの場合、六

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        • ワードから直接コピーするからダメらしかった

        一度テキストファイルにコピーしてから張り直せば良かったのか 一つ賢くなってしまったなあ! ……というわけで、昔書いたものをいくつか公開 時には慰めが必要な場合もある

          ザット・スペシャル・サムワン

           僕はこのクラスが嫌いだ。ここでは僕だけが孤立している。なぜか? 簡単だ。僕以外のすべてのクラスメイトは、何かしら特別な何かを持っている。そして、僕は持っていない。  例を挙げよう。一学期、僕の隣に座っていた男子生徒は、目立たない外見なのに、実は某国の特殊工作員だった。そいつの前の席に座っている、超能力者の女生徒を守るために派遣されてきたらしい。その女生徒の右隣には、宇宙人の女が座っている。そいつの前には、未来からやってきた時間工作員。窓際の列は悪魔か天使か化け物か、とにかく

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          ザット・スペシャル・サムワン

          ワードファイルからコピーしてテキストに載せようとしてるのに、どうしてもうまく行かないのはなぜ? 文庫本一冊ぐらい、さらっとコピーできるようにしてくれよ なんのためのテキストなんだよ 駄文を書き連ねるなら140字で十分だよ

          ワードファイルからコピーしてテキストに載せようとしてるのに、どうしてもうまく行かないのはなぜ? 文庫本一冊ぐらい、さらっとコピーできるようにしてくれよ なんのためのテキストなんだよ 駄文を書き連ねるなら140字で十分だよ

          ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 7

          「ねえ、どれぐらいで……連中になるの?」 「個人差がある。一時間もしないうちになってしまうものもいれば、数日かかるものもいる。はっきりと決まっているわけではない」 「ふぅん……」  二人は、櫓に戻ってきていた。死体は地面に落とし、二人だけの空間になっていた。二人は背を向け合って、それぞれ町の様子を眺めている。  夜の雲は晴れ、空にはこうこうと月が浮かんでいる。星々の明かりも降り注いではいたが、それは何の慰めにもならなかった。 「……希望がないわけじゃない。噛まれても

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          ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 7

          ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 6

           目に映る亡者を片っ端から排除していたダリオは、すっかり日が暮れていることに気づいた。視界が悪くなり、足下もおぼつかなくなる。潮時だった。  剣を納め、手近な建物の屋根に上り、アリスたちが待つ櫓に歩みを向ける。建物を渡り、生存者が待つ櫓に近づく。下まで来ると、ハシゴが下りていることがわかった。アリスが帰ってきたとき下ろしたものが、そのままにされていたのか、とダリオは推測した。  仮にハシゴが下りていたとしても、亡者にそれを登る知能はない。不用心ではあったが、危険ではなかっ

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          ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 6

          ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 5

           通りを歩く亡者の影はまばらだった。前日のダリオの働きぶりもあって、着実に連中の数は減っていっている。少なくとも、目に見える範囲では。 「……後は建物の中か」  生ける屍は外だけでなく、建物の中にもいる。連中を可能な限り掃除することがダリオの任務であり、そのためには住居に足を踏み入れる必要があった。もちろん、生存者が隠れている可能性だってある。  それに、今は生存者を抱えている。彼らに水や食料を与えなければならないし、ダリオ自身もそれらを摂取しなくてはならない。通りの亡

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          ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 5

          ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 4

           夜の視界はとにかく悪かった。兜の隙間から見える景色は、大半が闇に染め上げられている。道ばたをうろつく亡者の姿は、目をこらせば確認できるが、常にその存在を察知できるとは言いがたかった。  そんな状況とは言え、ダリオは走らざるを得なかった。日中確認した町の地理を思い出し、火の手の上がった民家へ急ぐ。夜の町に、板金鎧のこすれる音が加わった。  いくつか角を曲がったところで、不意に、ダリオは肩をつかまれた。反射的に剣を抜き、後ろを振り返る。暗がりでわかりづらいが、亡者の顔がそこ

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          ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 4

          あ、使い方勘違いしてた 全文公開した上で値段をつけることも可能なのか ふむふむ

          あ、使い方勘違いしてた 全文公開した上で値段をつけることも可能なのか ふむふむ

          金を払うかどうかを決めるのはコンテンツの受け手であって、送り手ではないと思うのだ 値段は送り手じゃなく、受け手が決めれば良い 気に入ったものに小銭をぽっと放ってやるような感じで

          金を払うかどうかを決めるのはコンテンツの受け手であって、送り手ではないと思うのだ 値段は送り手じゃなく、受け手が決めれば良い 気に入ったものに小銭をぽっと放ってやるような感じで

          売るほどのコンテンツは作れないなあ

          売るほどのコンテンツは作れないなあ

          ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 3

           屋根に上がるのは、ダリオにとって造作もないことだった。剣を納め、家と家の間の路地に入ると、鎧の重さなど存在しないかのように、壁を伝って屋根に上がる。 「へぇ、思ったより身軽なんだ。普通じゃ難しいよね、そう言うの」 「……まあな」  屋根に上がったダリオを見て、少女は大げさに驚いて見せた。青く大きな瞳に、くっきりとした目鼻立ち、印象的な口元。夕日を浴びて輝く、肩まで伸びた金髪が、彼女の可憐さをより際立たせている。それでいて、幼さが感じられた。年の頃は、まだ十歳そこそこだ

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          ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 3

          ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 2

           壁伝いに歩くと、縄ばしごはすぐに見つかった。板金鎧の重量をものともせず、ダリオはあっという間に、はしごを上ってしまう。城壁の上からは町の様子が一望できた。どこもかしこも――動いているかどうかは別として、死体の山だった。 「毎度のこととは言え、気分が良いとは言えないな」  城壁の内側は、まだまだ町の原型を残していた。家が崩れ去るわけでもなく、どこからか火の手が上がっているわけでもない。ただ、町中が死体の山であるだけだった。  町の様子を眺めるダリオを見つけたのか、城壁下

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          ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 2

          ナイト・オブ・ザ・リビングデッド

           花が咲いていた。白い花弁を五枚備え、葉のない茎を持つ、細くはかなげな花。その白い花が、道ばたの至る所に咲いていた。そよ風に花弁を揺らし、陽光を受けて、輝く。風に吹かれるまま、左右に揺れている。  その白い花に彩られた石畳の道を、一人の男が歩いていた。全身を板金鎧で包み、腰には長剣と短剣を差している。顔は鋼鉄の兜に覆われていて、うかがい知ることは出来ない。男が一歩踏み出すたびに、板金同士がこすれて、乾いた音を立てていた。  男は無言のまま、文字通りの花道を歩いていった。風

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          ナイト・オブ・ザ・リビングデッド