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ありがとう2021

2021年は11月の18日までと、19日からとの流れが違いすぎて、すっかり驚いている。
それまでは、2020年の8月からゆっくりじっくり、精神から足腰を鍛えているような時間だった。
この会社の、そして自分自身の中心を見つけ出す時間が続き、それらが言語化され、伝え方、見せ方をその中心に合わせていく、まるで調律のような流れを経たのち、
11月の下旬からは一気に時間が加速していった。

何年も著者のGOサインを待っていた企画が動き出したかと思うと、
いただいた仕事を納めると当初の予定以上のお支払いをいただき、更には次の仕事も依頼されたり、
事務所を解約したことで来年出す予定の本の置き場に困っていたところ、考えられない広さの場所を考えられない金額で使ってほしいとお話をいただいたり。
センジュ出版の書籍広告をtwitterでずいぶん話題にしてもらったのもこの頃で、
WEBサイトやアプリの制作会社とパートナーシップを結び新規事業をスタートもさせて早速受注が決まり、
新しく始めた出版希望者向けサービスは、SNSで発表したその日に申し込みがあった。
他にもあれやこれやと目まぐるしいものの、会社や自分の中心からずれているものはすべて手放したこともあり、不思議とブレがなく、息も上がらず、肩に力が入りすぎることもない。
もっとも顕著なこととしては、かつては仕事が忙しくなると自宅がどんどん荒れていったが、今は多少散らかったりするものの、
どこに何があるかわからないほどに物で溢れていたり、手に負えないほどに掃除しなければいけない場所が広範囲に及んでいたり、というようなこともない。
わたしは生活が荒れると仕事にも支障が出る。
それに気づいてからは、丁寧な仕事をするためにも、家の手入れもまめに行うことにした。

センジュ出版を立ち上げてからこれまで一人で行っていた対話を、
今年、特に口に出して伝えたわけでもないのにわたしに代わって促してくれた方もいる。
会社の売上も、わたし一人が立てていた状況に変化が起きた。
背負っていたものを、一つ、またひとつと一緒に手にしてくれる人が増え、
わたしは確実に身軽になった。
流されるのではなく、流れるように、この会社をもっと多くの人ともっと先に進めていきたいと、無理なく自然と感じるようになった。

来年のテーマももう決めた。
直接会った方にはそのことについて話したし、そのための取り組みも整えた。
訳あって、このテーマは1年後、またこうしてその年を振り返る時に書き記そうと思う。


今年一年、センジュ出版を支えてくださり、面白がってくださり、愛してくださり、守ってくださり、導いてくださったすべてのみなさまへ。
2022年、良いお年をお迎えください。
そして来たる年もまた、みなさんに少しでもほがらかで穏やかで、心地いい時間をお届けできるよう、
センジュ出版は創業以来変わらずに来年も引き続き、本や商品やサービスを通じて、ちいさな対話を重ねてまいります。
これからもどうぞ、よろしくお願いいたします。


最後にあなたへ。
読んでくれてありがとう。
あなたの2022年が、より一層あなた自身でいることのできる時間となりますように。
そして、そんなあなたを必要とする誰かと、あたたかな手を取りあえますように。

祈ってます。

#今年の一冊
#ダイアローグ
#デヴィッド・ボーム

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