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マリンスノーの詩

死なないために生きてた僕は
君の世界が見たくって
生まれた時から身につけられた
救命胴衣を脱ぎ捨てた
周りは心配してくるけれど
君らも後悔しないでね
息苦しさに落ち着きながら
君の元まで堕ちていく

僕が来るのは分かっていたの
それとも他人に興味なし?
底に溜まった屍集め
瞳を滲ませ君は言う
マリンスノーになって溶けたい
私が死んでも泣かないで

優しくしない優しい君は
どれだけ待っても振り向かないけど
積まれた殻と君の横顔
眺めていれればそれでよかった

だけど君が流した涙の訳を
探られたくはないだろうから
そばにいるよと伝えただけで
目を、背けてしまったんだ

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