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体験価値はスマホ画面では味わえない。比較を超えた福岡県柳川市。

柳川散策概要

水郷のまち「柳川」での川下り中のワンシーン

■AM10:30 西鉄福岡(天神)駅
↓ 西鉄天神大牟田線から大牟田行に乗車
■AM11:19 西鉄柳川駅 着
※直通 8駅
↓徒歩8分
■AM11:30過ぎ 立花うどん
↓徒歩5分
■PM12:30 三柱神社 参拝
↓敷地内
■PM1:15  松月乗船場より『川下り』開始
↓所要時間約1時間 どんこ船で柳川市内のお堀を巡る
■PM2:30  終着点『柳川藩主立花邸 御花』到着
↓約1時間ほど周辺を散策
■PM3:40  送迎バス乗車
↓約10分
■PM3:50  西鉄柳川駅 着

■PM4:07  西鉄柳川駅 発
↓西鉄天神大牟田線から西鉄福岡駅行に乗車
■PM4:56  西鉄福岡(天神)駅 着

約6時間30分で福岡中心地から往復、堪能できるタイムトリップと原点回帰できる非常に有意義な時間となりました!


柳川市と香取市

福岡市は博多天神でキャリアツーリズムを展開しはじめて、早くも1年が経過しました。福岡の地理や文化感、九州の土地勘などを覚えてきたと思っていたのですが「柳川市」は全くといって良いほど知りませんでした。福岡のホテルでふとテレビをつけてみたときに流れた来た柳川の風景が、僕たちの住む千葉県香取市の「さわらの町並み」と瓜二つに感じられたため『柳川に行きたい!』という衝動で飛んでいきました。

西鉄柳川駅に到着するや否や到着するや否やノスタルジックな暖簾がお出迎え

柳川市は、福岡県の筑後地方、南西部にある市で「最強の夫婦」と大河ドラマにもなった立花誾千代(ぎんちよ)や詩人北原白秋に縁のある場所です。
一方で、香取市は、千葉県の北東部にある市で「小江戸三市の一つ」と言われ、関東に住んでいる人が想起する川越の町並みとも似ています。日本地図を描いた伊能忠敬やELLEGARDENのボーカル細美武士に縁のある場所です。

この二つの市に共通することがあります。それは「水郷のまち」との名称がつけられているところです。町並みも旧家が残り、運河(もしくは川)に沿って町が発展してきた様子が今でも見て取ることができます。もちろん、違う部分も…。柳川市の「水郷のまち」は旧城址の外堀、中堀としてつくられた”お堀”が町中に張り巡らされています。香取市の「水郷のまち」は江戸城の河口に位置する利根川に届く物資を町中にある商屋や蔵に届けるための”水運”として利用されていました。生活基盤として用いられた柳川市の水郷と生活物資を運ぶために用いられた香取市の水郷。見た目は似ているけれど、用途が異なると、もちろん文化感も全く異なります。


柳川の詩

柳川川下りの写真スポット

生活に根付いた柳川、水郷のまちは僕にとって物凄く心地の良い、そして新しい発見の連続でした。この柳川のまちは冒頭でも挙げた通り、北原白秋の生まれ故郷でもあります。その縁もあってか町の至る所に「詩碑」が見られます。今回、僕たちの旅をガイドしてくださった船頭さんも1時間の川下りの中で3曲も柳川市にまつわる曲を歌ってくれました。あの、松田聖子や妻夫木聡の故郷でもあり、川下りのコース沿いに彼らが通った小学校や遊んでいたであろう遊歩道なども見ることができました。生活に根付いた「川」沿いには地元民が散歩をしたり、お昼寝をしたり、はたまた他の船頭さんに案内されている日本人、多くの外国人の姿も見ることができます。

他の船頭さんも歌うのかな…?また川下りを体験したい、と思える素敵な仕掛けばかり。


ひとが町をつくり 町がひとをつくる

三柱神社正面からの写真。人は少ないですが雰囲気が抜群に良いです。

昨今の世の中(特に産業革命以降)、工業化やIT化が進み、人間の思う通りの街や都市、ビルをつくることができるようになりました。これら発展は人間の文明社会での生活を豊かにしました。仕事においては、オンライン会議も普及し、移動中(特に新幹線)でPCを触ったり、時に会議をしたり…という光景も当たり前に見ることができます。僕たちは今、インターネット社会や僕たちがつくりあげた”見えざる手”によって、余白を見つけにくい社会に生きているかもしれません。

ふと、柳川に降り立つと僕たちが求めている余白が舞い込んでくるように感じます。それは町がひとをつくってくれているからなのだと思います。ここに住む人々も人間の手によって町をつくっていこうという気概ではなく、今ある町の原風景と共存していくことを大切にしているかもしれません。

工業化やIT化によって、手に入れた「豊かさ」は余白を忘却させるものになりました。僕たち人間が本来求めていたものは余白のある社会や生活、そこから生まれる人間同士の繋がりなのではないでしょうか。


柳川を通して考える これからのキャリア

今回の柳川ツアーを通じて、僕たちの「在り方」を改めて見つめなおすことができました。それは働き方であったり、生き方であったり、です。ネガティブな再考ではなく、「豊かな状態であるには」をポジティブに再考する機会です。

以前、Forbesの記事で「旅がキャリアに役立つ6つの理由」というものを見かけました。

  1. 旅によって視野が広がり、人生の主導権を取り戻す勇気が生まれる

  2. 旅で出会う生い立ちや文化感など、相違点の多い人とのコミュニケーションで相互理解力を得られる

  3. 旅の中で訪れる様々な違和感。その違和感に従い「ノー」を自分で建てることができることで自己と外との線引きを瞬時に行えるようになる

  4. 旅では予期せぬことも多々起こり、その予期せぬことも楽しめるように意識し、行動するので自分の決断を信じれるようになる

  5. 不慣れな道や土地で、地元の人に道を尋ねてみる。その繰り返しで歩を進められるが、文化や言葉の違う人でもわかる良い質問をできるようになる

  6. なんといってもこれ。予想外の出来事に対処する力を得られる

まさに、この柳川との出会いは町の人との出会いや会話によって「主導権を取り戻す」感覚になったのかもしれません。日本は九州、福岡に残る原風景と町に根付く文化と詩の数々。是非一度、柳川を訪れてみてはいかがでしょうか?


三柱神社内の同了神社。物凄いパワーを感じました…

最後に

「より充実したキャリアを送るために、なにをすればよいのでしょうか?」

このようなご質問を弊社ではよくいただきます。まずはご自分の立ち位置を知ること。そうすれば自ずと、なにをすれば、より充実したキャリアを送れるようになるのかが見えてきます。ライフキャリアメーターではキャリア開発で必要な6つの要素を50の質問から診断します。ぜひ、受けてみてください!

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参考記事: https://forbesjapan.com/articles/detail/25476


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