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ほぼ1年ぶりのポケカ[シティリーグ][対戦レポート]

割引あり

せんです。ライチュ梅澤です。ポケカの方はお久しぶりです。

1年前の3月にシティリーグに参加して種切れ負け1回の4-1オポ落ちで予選で終わりポケモンカードおもんなとしばらく離れていましたが、縁あって久しぶりにシティリーグに出てきました。

昨年8月に誘われて1回ジムバトルに遊びに行ったので正確には8ヶ月ぶり、ちゃんとやるのは大体1年ぶりくらいのポケモンカードです。

仕事の都合と子育てとマジックザギャザリングが楽しくて対人での練習時間も0のままぶっつけ本番で迎えました。前々日よりポケカ友達にDMで色々聞いていたのでイメトレだけは十分。

今回の使用デッキはイダイナキバLO。1年分のブランクがあるので、フェアデッキでは練度高いマンに勝てない。それならアンフェアデッキで別角度から勝ちに行こうとのデッキチョイスです。アイアントLOでジムバ優勝程度のLO経験ならあり、能動的なLOについてはある程度理解できているはず。

ダメージ計算やサイドの取り方の予習をしなくても環境デッキのテンプレ60枚を暗記すれば良いだけなので、練習時間の少ない現状にはうってつけのデッキだったと思います。

環境予想と使用デッキ


ボード1で良かった

使用したリストはこちら。ポケカ飯さん(@pokekameshi)に掲載されているシティリーグ優勝•準優勝のリストや、ポケカ四天王のバツローグ氏のリストを参考にしています。

対戦レポ

1戦目:セグレイブパオジアン

プレイマットが水ポケモン大集合。Vスターマーカーがウェーニバルex。マリガン1回でパルキアVSTARが見える。プレイヤーネームにクワッスと入っている。なるほど、これはウェーニバルデッキだな。じゃんけん勝ち、先攻。こちらはイダイナキバスタート、相手はジビエみたいなHP70のやつでスタート。

ネストボールからベンチにかがやくゲッコウガ、闘エネルギーを捨ててかくしふだで2体目のイダイナキバを引く。バトル場のイダイナキバにダブルターボエネルギーとHPの上がる唐揚げを貼って先攻1ターン目にしては大順調。にこやかに番を返す。

相手はポフィンからベンチにジビエとビッパを展開、ネストボールからパルキアVとパオジアンex。パオジアン噂に聞いたことはあったが初めて見たのでテキストを確認。なんかめちゃくちゃダメージ出るやつってことだけ知ってた。シティリーグでパオジアンexのテキストを確認したのは日本で初めてだろう。前のジビエに水エネルギーをつけてひんやりで10点。なるほど、唐揚げでHPが190になったイダイナキバを180にすることでパオジアンexの技ヘイルブレード(60点x場からトラッシュした水エネルギー)で捨てるエネルギーを1つ節約する作戦か。

ターンが返ってきて探検家の先導からゆっくりベンチの準備を進めながらじばんほうかいで4枚山トラッシュ。

ターンを渡してドロー。ひんやりで10点。事故ってるだけだった。

その次のターンにカイから動いてサイドを取られ始めるが、初動が上手くいったのとひんやり2回のターンがあったのでキャッチャーでビーダル縛ってエネルギー使わせたりなんやかんやでLO勝ち。

ウェーニバルもクワッスも出てこなかった。勝利のために拘りを捨ててる姿勢が好き。

1-0

2戦目:セグレイブパオジアン

何度も対戦したことのある、仲の良い(とこっちは一方的に思っている)プレイヤーのE氏。対戦準備中、過去にミカルゲメタモンと対戦したときのトラウマを語る。(↓のときのパルキア)

私がいつも少し特殊なデッキを使うため、何が来るか恐ろしいといった雰囲気。今日のコーディネートがリザードンだったので「服でバレちゃってますけどね〜」と言うと「こっちもプレマでバレるんですよ〜と。 

炎ポケモンのリバーシブルパーカー

プレイマットに目を落とすとそこにはリザードンが描かれている。これでリザードン以外だったらしばくぞと思いながらマリガンチェック。こっちが種無しだったので手札を公開、イダイナキバだとバレる。「ほらやっぱりリザードンと違うじゃないですか〜」これでE氏がリザードンじゃなかったらほんましばくぞ。対戦開始。目の前にいるのはビッパ。颯爽と山からサーチするのはパオジアンex。しばくぞ。

2エネ目を引かず、サポートとボールを引かず最初に置けたボウルタウンでちまちまポケモンを並べるだけの展開。山の確認でポケモンとエネルギーのサイド落ちが無かったので逆に大事なカードを引けないがちの対戦になりそう。嫌な予想は当たる。ポケギア3.0を2度プレイするがサポート無し。デスカットやめろしばくぞ。苦しいながらも少しずつはじばんほうかいを宣言。

スーパーエネルギー回収が3枚見えて山はあと10枚ほど。E氏のサイドは残り2枚。前のターンにカイでプライムキャッチャーを手札に加えた。未使用の水エネルギーはサイド以外におそらくあとあ枚だけ。こちらにできることは①後ろのビーダルをキャッチーで呼んで②あまいわなで縛りつつ③ビワで手札にあるプライムキャッチャーと、(手札にあって欲しい)スーパーエネルギー回収を落として詰ませること。次のターンの2枚目のキャッチャーまで手札にあるのでやることはビワを手札に加えるだけ。

最後のポケギア3.0の使用を宣言。祈りを込めて7枚並べる。確認する。そこに彼女の姿は無い。鉄仮面の奥に可憐な笑顔をはにかむ彼女は、そこにいない。ほんましばくぞE氏。

ターンを返して、つりざおから山に戻ったカイナがウキウキで4マナつけて戻ってきてプライムキャッチャーでキュワワーにどすこいで負け。

楽しそうにカイナの準備をしている彼の顔を忘れることはないでしょう。

しばくぞ。

1-1

3戦目:セグレイブパオジアン

「イダイナキバがキツくてアルセウス入れたんです〜」

良い判断だ。負け。

初動が渋くてまたポケギアも外す。エネルギーも全く引けずに、アルセウス(UR)を取りたくても3枚エネ貼ったイダイナキバが用意できない。E氏の陰謀だろう。しばくぞ。それでもなんだかんだミミッキュ使って頑張った。また最後にキャッチャービワあまいわなで勝てるところまで行ったが、最後の祈りを込めたポケギア3.0でビワを拾えず。ビワに片想い。ビワ、君のそういうところも可愛いよ。

1-2

4戦目:イダイナキバLO

事件が起きた。

時は遡る1月31日。

ポケカを通して出会った友だちのSさん(プレイヤーネーム:ライチュ海川)。久しぶりにシティも同日当選で舞い上がっていた。

1週間前くらいからデッキ相談もしながら60枚を決めていく。S氏はロスギラを握る予定だったが、最終的には同じ60枚ミラー構築を握ることに。

「4戦目マッチング発表しました〜」ジャッジの声が聞こえた。3戦目の相手に感謝を伝え、立ち上がりながらスマホを確認する。

こんなことがあるのか???

相談しながら出来上がった60枚のミラー構築。プレイヤーネームもライチュ梅澤とライチュ海川。髪型も2人とも坊主頭(ガチ)。

このミラー戦で、どっちが”本物のライチュ⚪︎⚪︎”か決まる…。

先攻でかがやくゲッコウガスタート。ライチュ海川はイダイナキバスタート。2ターン目に探検家の先導からじばんほうかいを目指しにいく展開。ジェットエネルギー1枚だけ採用の構築なのでキャッチャーあまいわなで敗北濃厚。お互いに60枚分かっているのでLOプランの選択。

ライチュ海川もLOプランの選択。ジリジリとお互いの山が薄くなっていく。ともだちてちょうが1枚サイドに落ちているが、ライチュ海川のつりざおを山から落とせたのでトントン。

海川のエリカは外れ、梅澤のエリカはキュワワーを呼び出すも同時にジェットエネルギーが手札に見えたため、あまいわなではなくじばんほうかいを宣言。

ビワを警戒して早めに使った1枚のともだちてちょうを温存してエリカに使うべきだったと後悔。

お互いに繰り出されるじばんほうかい。薄くなる山札。髪の無い頭たち。

リソース回復手段を使い切り、わずかな差で完全に勝ちの無い状況を判断した梅澤は、トレッキングシューズとかくしふだで自分の山札を掘り切った。相手の山はLOできなかったが、自分の山はLOできたんだ。本当にこれはLOデッキだったんだ。

今日のところは真のライチュ⚪︎⚪︎を譲るぜ…、またやろうな海川…。

終わったあとに記念撮影
目の前にいても勝敗報告はする

1-3

5戦目:ビーダルリザードン

相手はネオラントスタート、こっちはミミッキュスタート。ネストボールでイダイナキバを呼ぶと、「もう3戦もこれ(イダイナキバ)だよ〜😭」と叫ぶ。ということは、勝てそう。しかもネオラントスタート。情報アド。

お互いに事故りぎみだが、エンテイVを前に出した相手がしゅんそくを宣言。先に手札を進めていく。どちらも3ターンドローゴーの後に相手から動き始める。

梅澤は1ターン遅れてじばんほうかいを始める。有効札があまり落ちないがリザードは落とせた。ポケモンリーグ本部を出されるが2エネ貼ったクチートでネオラントを縛る。見知らぬ隕石がベンチに出てすぐバトル場に出てくる。完全に初見なのでテキストを確認する。

メテオ

クチートに対する超絶メタカードで思わず乾いた笑いが出る。しかし焦らない。3ターン耐えてダメカンが6個乗ったクチートをベンチに下げ、ミミッキュにチェンジ。ボウルタウンをプレイしてスタジアムを割りながら隕石を気絶させる。ネオラントはフトゥーおじさんの楽しいストーリーみたいな名前のサポートで手札に戻されていたのでキャッチャーでビーダルを前に呼び再びあまいわな。ビーダルに炎エネルギーを1枚、そして謎の帽子をつけられる。

パトロールキャップ

とことんLOが嫌いみたいだ。しかし時すでに遅し、ビーダルが3エネついてテールスマッシュを成功させる頃には、山札残り4枚。宣言する、じばんほうかい。君の命(山札)はここまでだ。(キリッ)

2-3

6戦目:イダイナキバLO

対戦に座っていたのは以前シティリーグで2回、初戦に当たったことのあるプレイヤー。高校生くらいだろうか。穏やかな笑顔が素敵な方だ。

このときの1戦目の連撃ウーラインテ。梅澤史上に残る名対戦迷対戦だったのでお暇があったら読んでみてくれ。

このときも1戦目のマッチでレジギガス。こちらはロストバレットだったが上手いこと勝てた。

—-

話を戻そう。対戦卓についた梅澤が過去に2回当たりましたねと言うとにこやかに会話が始まる。そう、ここは2-3卓。天地がひっくり返ろうとトナメの目は無いのだ。

穏やかな雰囲気のまま、対戦スタート。

お互いにイダイナキバを表にする。

彼のほがらかな笑顔からは予想できなかった意外なキバ、いや、イダイナキバに驚きながらも、先ほどのミラー戦を思い出して丁寧にプレイしていこうと考える。手札を再び見返す。

ビワ、ダブルターボエネルギー、大地の器、すごいつりざお、緊急ボード、勇気のおまもり、そしてトップドローがイダイナキバ。

どうしろっちゅうねん。

ビワ「私がきた」ちゃうわ。

梅澤の先攻。とにかくできることをするしか無いのでベンチにイダイナキバを出して前にダブルターボエネルギーを貼る。大地の器をプレイするか迷うが、かがやくゲッコウガもオーリムも無い今、先にプレイする必要はあまり無い。

そのままターンを返すと相手もイダイナキバの2体目をベンチに出し、苦しそうに前にダブルターボエネルギーを貼り、そして、宣言した。「ビワで。」

大地の器とつりざおが抜かれる。しまった、ビワの可能性が頭から抜けていた。おれのビワを他の男が使うところなんて見たくなかった。考えたくなかったんだ。

「お互いに事故ってますね」なんて爽やかに言われるが、ビワを寝取られた梅澤の耳にその言葉は届かない。

じばんほうかいで1枚カードが墓地に送られてターンが返ってくる。まだ有効札は引けない。出来ることをするだけと1枚落としのじばんほうかいを宣言。

2ターン程繰り返した後、相手が先に有効札を引く。「オーリム使います。3枚ドロー。あーこれはサイド取った方が早いかな。」

梅澤が事故ってるから良かれと宣言されるきょだいなキバ。イダイナキバは手負いになるが、まだ死んではいない。後続のイダイナキバにチェンジする。山から無くなる前にと、相手に貼られたボウルタウンで出しておいたクチートがボスの指令で呼ばれてキバの餌食になる。

梅澤のドロー。祈りは通じた。仕掛けるときがきた。イダイナキバ相手にサイドを取ったことを後悔させよう。

キャッチャーでゲッコウガを縛り、つりざおを経由して再び場に出たクチートであまいわなを宣言。

手札のジェットエネルギーで解決され、再びトラッシュに送られるクチート。しかしまだ梅澤の心は燃え尽きていない。

まだサイドに少しの余裕がある。ジェットエネルギーの2枚目が墓地に落ちることを確認してからもう1回仕掛けるんだ。「じばんほうかい」

1枚ずつ、ゆっくりと確認しながらトップが公開される。あまりに長い時間が流れたようにも思う。息を呑む4枚目。あった。ジェットエネルギーはここにあったんだ。

「うわあああああ!落ちちゃった!ジェットエネルギー落ちちゃったぁ!」

叫ぶ爽やか高校生。これは貰った。梅澤のターンはまだ終わらない!(わざを使ったのでターンは終わる。)

ジェットエネルギーを落としてくれたイダイナキバにはマントも電池も唐揚げもつかなかったのできょだいなキバ1回でトラッシュに直行する。しかしお前は頑張った。ありがとう。お前の繋げてくれた道を俺は途絶えさせない!

再び仕掛ける。かがやくゲッコウガをバトル場に呼び出し、クチートで宣言、「あまいわな」

ピジョットVはすでに手札にある。相手のジェットエネルギーは2枚ともトラッシュにある。これは貰った。梅澤は3-3で負け越し回避したんだ。

梅澤の喜びを感じ取ったのか、相手はにやりと笑うと高らかに宣言した。

「ジェットエネルギーを貼ってイダイナキバを前に」

時が止まった。ジェットエネルギーの3枚目…?!梅澤はシティに出るにあたって様々な構築を頭に叩き込んだ。パオジアンのカードは詳しく見てなかったけど、他はだいたい見た。

ボスの指令の枠を作りつつジェットエネルギーの3枚目を採用するイダイナキバはこれが初めてだった。

梅澤のクチートは3回目のトラッシュ送りとなる。ごめんなクチート。つりざおは2回とも使ってしまったのでもうお前とは戦えない。

一旦は諦めかけた梅澤だが、最後の賭けに出た。

「エリカの招待、手札を見せてください」

そこにいたのはクチートの姿。お前、そこに居たのか。

ここで梅澤の頭がバグる。しまった。キュワワーが逃げられない(逃げられる)。クチートを相手のバトル場に出してしまったばっかりに、こっちのキュワワーが逃げられない(逃げられる)!

1年ぶりのポケモンカードで頭がバグっていた梅澤には、先ほどまで自分の場で使っていたクチートがこう見えていた。

「キュワワー前のままターンを返します…」

震えた声で宣言する梅澤。相手の宣言するあまいわな。気づく梅澤。しかしもう遅い。手遅れだ。気づいたときにはいつだって手遅れだ。ジェットエネルギーは序盤のじばんほうかいで落とされた。悔し涙を飲んでピジョットVを山に返すが、じばんほうかいの前には無力だ。

2-4

対戦を終えて

シティリーグでの初めての負け越し。しかしなんだろうかこの満足感は。

1戦目以外は全部初動が死んでいて対戦内容にもそれが響いたので、もうちょっとだけ安定に寄せた方が良かったかなとは思いました。もしくは単に右手の光らない日だったか。

最近はマジックザギャザリングに本腰を入れていたせいかカードおじ(30手前〜40代)の空間に慣れすぎて、ポケモンカードのプレイヤー層が眩しかった。未来のある若者たちに、乾杯。

梅澤はまたMTG山に帰ります。たまにポケカ村に顔を出しますが、優しく迎えてください。危害は加えません。noteには書きます。

次回シティリーグに参加するときには対面練習を何回かはするべきだと脳のシワにタトゥーを刻みました。

最後に感謝を述べます。日曜なのに快く送り出してくれた妻、息子。シティリーグ当選からデッキ選択、当日まで付き合ってくれたライチュ梅川。デッキ相談のDMに丁寧に答えてくれたいっぽさんとヒラッチさん、みんなありがとう。大きな愛。BIG LOVE

あと、E氏、しばくぞ。


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