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オーストラリアで車が動かなくなった話

オーストラリア旅行2日目。日本への帰国まで5日を残し、僕たちを乗せたキャンピングカーは止まって動かなくなった。異国の高速道路で。

今回は、「海外でレンタカーが動かなくなったらどうなるのか?」を体感した旅行初心者が書く体験記です。海外でのトラブルが不安で海外旅行を躊躇している人の背中をそっと押せれば幸いです。なんくるないさ。

異変を感じるシドニー初日

昨年、男3人でオーストラリアに行った。目的は、シドニーからメルボルンまでキャンピングカーで旅をすること。

調べると、シドニーからメルボルンは約850km。東京から広島までの距離らしい。普通に進めば2〜3日でゴールだ。

滞在期間は7日間。メルボルンで時間を持て余しても仕方がないので、僕たちは観光地に立ち寄りながら、ゆっくりメルボルンを目指すことにした。

めっちゃええやん。青春やん。
僕はとても浮かれていた。

その選択が、こんな悲劇を生むとは。

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シドニーでキャンピングカーを借りた僕らは、オペラハウスをチラ見しつつ、シドニーから西に位置する「ブルーマウンテンズ」へ向かった。
メルボルンとは真逆の方向へひた走った。

「ブルーマウンテンズ」は世界遺産に登録されている国立公園で、大自然を一望できる観光スポットとして有名だ。そこで撮った写真がこちら☟

圧倒的大自然。森に消えゆく地平線。
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目的地に到着したのが夕方だったので、初日は近くのキャンプ場で泊まることにした。キャンピングカー旅の醍醐味である。
到着初日&移動続きだったので、全員ヘトヘトだ。翌日のメインイベント「ブルーマウンテンズ」に備え、早く眠りたい。

しかし、初めての海外キャンプ場泊。少し緊張する。なんとかキャンプ場に乗り入れ、チェックインをするため、車を止めエンジンを切った。

…数分後。
問題なく受付は済み、安心しながら車に乗り込む。
与えられた場所へ車を移動させるためエンジンをかける。

…かける。

…かける。

かからない。

救世主”ポール”現る

突如、車が動かなくなったことが信じられず、しばらく呆然とする3人。徐々に現実を受け入れ、この状況を打開しようと色々な手を打ってみるものの車は微動だにしない。

停車位置は目と鼻の先。
キャンプ場入口で力尽きるキャンピングカー。
「せめてあと少し頑張れよ。」と訳の分からない怒りが芽生えてきた時、

後ろからゴツい車に乗ったおじさんが近づいてきた。

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続きは、次の記事で。