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無い美しさ

すっかり記事投稿がおろそかに。というわけで短い文を。
新茶、5月に無事収穫完了。
本日は敬語書きやめてみる。

いや、無事でもないか。実は5月7日に霜が降りた。
お茶にとって霜は天敵で、よく言われるお茶摘みを開始する
「夏も近づく八十八夜」がなんで八十八夜なのか、っていうと
「霜別れ」と言われてこの日以降は霜も出ないから。という意味だとか。

霜が降りたお茶の芽は、日が経つにつれどんどん赤黒く変色して枯れていく。
一番茶の収量に大打撃を与える霜を防ぐべく、多くの茶園には防霜ファンなるものが設置されている。

うちの茶園にはそれがない。
先輩たちに聞くと「いやあ、設備投資する金がなくて。。。」と気まずそう。

いやいや、でも防霜ファンのない景色は茶園の中に人工物がほとんど存在せずにとても気持ちがいい。もしうちの茶園に防霜ファンがきっちり設置されていたら、
「茶園の景色に一目惚れして茶園を思わず継いだ」という事にならなかったかも知れない。(ならなかった気がする)

まあそんなわけで、人から「将来的には付けたら?」とか「それは多分補助金でるんじゃない?」と言われる防霜ファンは立てたくない。
「無い」という美しさがあるんよなー。

写真は、先月、松倉くん率いる「京都仙霊チーム」一行で来ていただいた中島光行さんが撮ってくれたもの。これが防霜ファンのない美しさ!

色々撮っていただいた写真が美しすぎるので今後もちょっとマメに更新して、写真もこまめにあげたい(願望)


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