プチDAYS 「Same but Different」
NYへ戻り仕事に追われている。追われるなんて嫌だけれど追われながらもなんとか追いついて、やがていつか追い越すぞとそんな気持ちでやっている。
そして仕事だけじゃ悔しいので、遊びもふんだんにやろうと心に決める。ぴとの朝散歩は欠かせないし、ご飯の後のコミュニケーションにも時間をとる。彼女は調子がいいし、昼寝をするまでは結構パパに絡んでくる。このじゃれ合いの瞬間がまた大切だったりするわけだ。
今日はアメリカ盤のphysical CDの担当者 Trevornと、『Letter to N.Y』以来のCDマニュファクチュア作りに「あーだこーだ」と一日中打ち合わせだった。日本盤は既に発売へ向けて日本のSONY精鋭チームがやってくれているので安心だが、アメリカはどうだ? 僕一人の "宿題引き受け株式会社” が動かないと一歩も進まないわけだ。わかっちゃいるが時差で眠い。久しぶりにCDのmanufacturingのプロダクションページを開けmain pageで1時間くらい迷ってしまう。少しずつ勘を取り戻し、なんとか音源をWAV fileでアップしproofを得ようとするが、「CDに落として聴いて間違いがないかどうかを判断して」と言われると、ふと「あ」。CDを販売しようとする自分が empty CDさえ持ち合わせていないことに気づく。OMG!
「大丈夫、焦らなくても。digital proof(デジタルでの確認)もできるから」とCD factoryのTrevornに言われ「それもそうだ」と頭を掻く。
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