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小さな嘘の積み重ね

我が家の4歳の次男は、嫌なことがあったらすぐに怒るし泣きます。

ストレート。

そこには加減もないし、もちろん駆け引きや計算、出し惜しみもない。

真っ直ぐだから、愛おしいと思うのでしょうね。


大人になると隠してばかり。
怒りたいのに、笑ってやり過ごす。
言いたいのに、気づいてないふりをする。
自分のことより相手の気持ちを考えましょう。
人に迷惑をかけないようにしましょう。

そうやって徐々に、本当の気持ちを自分の心の奥に押しやって、その姿勢が当たり前になり、自分に常に嘘をついていることに気づかなくなっていく。

でも必ず、その瞬間身体のどこかにざらつきが生まれている。それは無視するほどにそよ風に近いレベルの弱さになる。ほんの一瞬心によぎる、ちょっとした違和感。

その違和感を意識レベルに上げてしまうと
面倒なことになる
人に迷惑をかける
考えなければいけないことが増える
だからそのそよ風を、また無視してしまう。

その違和感を見逃さない自分に戻ったら、我が家の4歳次男のように真っ直ぐで愛おしい、気持ちいいエネルギーの本来の存在に戻るんだろうな。

コツコツと本当の私に戻っていこう。


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