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味の染みたおでんのように、じわじわとあたたかい


エンドレスリピートしている、スピッツの新曲「大好物」


愛が溢れて止まらないので、溢れるがままにつらつらと。


マサムネさんは、静かなる愛の人だ。

心の中で、ひそかに燃え続けるロックンロール、醒めない熱を持ちつづけながら

ぶれずに、一本道を突き進んでいる。

変わらずにあり続けること、それはとても難しいことだけれど、

いつでも変わらないその姿が、やさしくてあたたかい還る居場所で、

人生の片隅にスピッツがあるから、生きていけます。


スピッツのライブを見ると、思うことは、

マサムネさんはいつもギターを抱え、まっすぐ前だけを見て歌い続けている。

ほとんど自分の定位置から動かず、

(「俺のすべて」 というマサムネさんがタンバリン持ってノリノリで歌う曲もあるけど)

それとは対照に、ベースの田村さんが暴れまくる、もう、規格外のベーシスト。

田村さんの暴挙ぶりを横目にぶれずに前だけ見て歌い続けるマサムネさん、という光景。

このボーカルとベースのコントラスト、静と動が、たまらなく良い。

へんてこで、でも、それがなんかしっくりきて、(「8823」とかはたまにわろてまうけど)

それすらもぶれない部分として確立しているスピッツ。

尊くて、唯一無二のロックバンド。


今回の新曲、

「君の大好きな物なら、僕も多分明日には好き」

という歌詞を聴いて、心がポカポカじわじわあったかくなって、

醒めない思いがふつふつと湧き上がってきて、涙が出た。

こんなに、「愛してる」とか「大好き」とか直接的な表現を使わずに

愛を表現する人がいるだろうか、と。

その人への愛・信頼・リスペクトすべてが、このフレーズにあふれていて、

わたしはマサムネさんのことを心からリスペクトしているので、マサムネさんが会報誌で紹介している本とかはできる限り読みたいし、ラジオできのこは老化にいいと話していればきのこを積極的に食べるようになるし。全部を隈なくチェックはできてないですが。

人として全幅の信頼を置いている人の言葉って心にすとんと浸透して、

浸透力はんぱな~~~~~~い(cv:ヒラマサ)ってなる、影響力大。

大好きでリスペクトしている人だから、その人を構成している一部分、一かけらであっても知りたいって思うよね。

「大好物」を聴いていて、そんなことを思い、スピッツへの愛が溢れて止まらなくなりました。


ぶれずに、変わらず、あったかい居場所を与えてくれるスピッツの音楽があるから、生きていける。


これから寒くなりますが、おでんのようにあたたかいこの曲を聴き暖をとりながらなんとか生き延びよう。


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