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文章は書く前に8割決まる――『ライティング基礎ワークショップ』第2回を開催しました!

先日、sentenceがco-ba schoolにて担当している『ライティング基礎ワークショップ』の第2回を開催しました。
本講座では、ライティングの基礎をまとめた教材を活用しながら、レクチャーとワーク、課題を通じて基礎的なライティングスキルの習得を目指します。

第2回のテーマは 『“準備”を磨く〜記事を書く準備、インタビューをする準備〜』。

文章を書く際の準備の大切さたるや、「文章は書く前に8割決まる」という言葉があるほど。“何を伝えるのか”という目的意識を持って、その目的が達成できるような文章を書くためには、入念な下ごしらえが不可欠です。

そんな「準備」の重要性や手順について学んだ第2回講座の様子を、受講生兼運営サポートの高野からレポートさせて頂きます!

今回は大きく分けて2種類の「準備」を学びました。
それは「記事の執筆のための準備」と「インタビューのための準備」です。

本講座の受講生は、講座内で実際にインタビュー&その記事の執筆を行います。
そのため、上記2種類の準備の手順やフレームワークをインプットしつつ、その学びを即座に使い、次回以降に行うインタビューやその記事の執筆のための準備を各自進めていきました。

アウトライン無しで記事を書くことは、地図を持たずに旅をするようなもの

まずは記事の執筆の際に意識するべき「文章の基本構成」や「論理展開のフレームワーク」についてのレクチャーを受けます。
講師のお二方も、記事を執筆する際にはこれらの知識を活用しながら、必ずアウトラインを作成しているとのこと。
実際に講師の小山さんが作成した、「これからスマートグラスが流行る!」という記事を執筆するためのアウトラインを見ながら、記事の構造の組み立て方を学びました。

私たちはどこかに向かう際、たいていGoogleマップや乗換案内で検索をしてから出かけます。文章を書くときも同じで、目的地を定め、経路を確認してから書き始めるのが得策なのです。

今までいきなり文章を書き始めていた私にとっては、この学びは非常に耳が痛くもありつつ、タメになりました。
実際、前回ワークショップ開催レポートを書いた際には何も考えずに漫然と書き始めていたのですが、今回アウトラインを作成してから執筆してみると、以前よりもかなりスムーズに執筆ができている気がします‥!
アウトライン、偉大‥!

インタビューは時間との戦い。準備が勝敗を分ける

次に学んだのはインタビューの準備について。
インタビューを実施する相手を決め、実際に準備を行っていきます。

インタビューは時間との戦いであり、且つ、相手が話す分量はこちらでコントロールできません。
そのため、前もって「この記事で何を伝えたいのか」「そのためにマストで聞かなければいけないことは何か」をしっかりと練り、整理しておくことが非常に重要です。
(また、それを練るためにも、インタビュー相手の下調べも入念に行う必要があります。有名な方にインタビューをする場合は、数々の著書や既存のインタビュー記事にも目を通さねばならないので、それだけで数時間の準備が必要となる場合もあるそう‥!)

まずは「コンテンツキャンパス」というワークシートを使って、簡易な企画書を作っていきます。
これは、目的・伝えたいポイント・掲載先・文量などなど、記事を書くうえで事前に明確にしておかなければいけない事項が網羅されたワークシートで、これを埋めることにより、自然と簡易な企画書ができあがります。

次に、先ほど作成したコンテンツキャンパスを元に、インタビューで聞きたい情報を整理していきます。
この際に注意するべきことは、「聞かなければいけないこと」と「聞いてみたいこと」を明確に区別することです。聞き漏れを防ぐためにも、聞く優先順位を考えておくことは非常に大切です。

聞きたい情報が整理できたら、実際に質問項目リストを作成していきます。
取材時間に応じた適切な質問数や、聞き方(質問文)に関する注意点、聞く順番などについてのレクチャーを受けたうえで、質問を作成します。

これでひとまず今回の講義は終了。
インプットした内容を即アウトプットすることになるので、学びが自分に定着していくのを感じました。

次回は今回作成した企画書や質問項目リストをもとに、実際にインタビューを行っていきます!

以上、『ライティング基礎ワークショップ』第2回のレポートでした!

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sentenceでは現在、『ライティング基礎ワークショップ』第9期(2019/6/4開講)の参加者を募集中です。

詳細とお申込みはこちらから!

Twitter: https://twitter.com/sentencejp
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公式ページ:http://sentence.inquire.jp/

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