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「自分自身も編集する、編集者という仕事とは?」【2019年7月期受講生課題記事】

※こちらは「ライティング基礎ワークショップ(2019年7月期)」の受講生が、課題として作成したインタビュー記事です。

Yさんは編集会社で編集アシスタントをしています。なぜ「編集アシスタント」という仕事をしているのか、「編集アシスタント」の仕事内容を伺いました。

―なぜ、編集アシスタントになろうとしたんですか?

最初から今の仕事をしたいとは思っていませんでした。

大学中退したり、お金がないのに東京出てきたりして、迷走していた時に、ソーシャルデザインを編集している会社「greez.jp」に出会いました。ソーシャルデザインという分野で生きていきたいなと感じ「greez.jp」に入社することにしました。「greez.jp」でたまたま空いていたポストが編集者だったので、編集者になりました。

―もしほかのポストが空いていたら他に入っていましたか?

そうですね。

―編集者になろうとしていたわけじゃなくてなっちゃったんですね。話が少し戻ってしまうんですが、なんで大学辞めたんですか?

行く気にならなくて。

外国語学部だったんですけど、別に日本語あるからいらなくないって。

―実際に編集者になってみて、思っていた仕事との実際の事後とのイメージの差や違いはありますか?

編集者ってライターと違って実際に取材に行くのは少ないです。例えば、編集者が東京にいて取材対象者が北海道にいるとかで、物理的に無理なことがあります。それで、画面と向き合ってずっと作業をしてます。

だから、画面ばっかり見てリアルな世界を変えれるのかと思うことは多々ありますね。

―どう乗り越えましたか?

どうしても納得できなくて、会社を辞めました。

勉強するために大学に入りなおそうとしたんですけど、失敗しちゃって。
自分に何ができるかなと考えた時に、編集者を自分の意志でやることにしました。

―この経験から考え方は変わりましたか?

今までは大学行かないとでかいことできないんじゃっていう理論先行みたいな感じが行動先行に変わりました。

今では、編集にある可能性を信じて、解決したい社会問題に編集を使ってアプローチしています。

―解決したい社会問題は何ですか?

教育ですね。

教育の社会問題は、教育現場の労働環境がブラックなんですよ。学校の先生である母は、残業時間が100時間以上で残業代が出ていません。

この問題を変えていくためには、地域の支えが大切です。

教育って割とトップダウンで改革が行われているんですけど、指示する人たちって現場にいないですよね。

物理的に近いから地域の人の方が現場にいるんですよ。地域を変えることによって、教育を変えられます。

出張などによって新しい人が来る時、元から住んでいた人からするとコミュニティが変化するので嫌なんですよ。新しい人も何すればいいか分からなくて、だんだん亀裂が生まれていきます。まず、その溝を埋めないと地域で教育云々言っていられません。

そこで編集をうまく応用させて、地域の問題を解決して、その先にある教育の問題も解決出来たら最高じゃないですか。

―編集の可能性に気付きましたか?

前の会社の時に編集者になり始めて、半年ぐらいでめちゃくちゃ編集の本を読みまくりました。その時に気づきましたね。

―壮絶な経歴を持っていますけど成功している秘訣は何ですか?

成功しているのは偶然的に成功したわけじゃなくて、ある程度必然的に成功しました。

「成功」とらえ方の問題で、僕も見方によっては失敗してます。

収入も安定してないし、大企業は入れてません。

自分で自分の責任追わなきゃいけない状態になっていて、自分を肯定しないと生きていけないんですよ。

―編集者に求められる能力は何ですか?

マインドセットが求められています。

例えば、学生の場合。自分を否定された時に、大学とかが残っていれば、すがれるじゃないですか。この会社は受かるだろうみたいな。

僕が否定されたら何も残らないので、自分自身を編集して生きていく必要があります。

-編集して生きていくとは具体的にどういうことですか?

文章書ける人ってごまんといる。それでも、テクノロジー分野が分かって、パソコンのラムについてある程度の知識があって、今後の未来予測もできて、さらにいろんな人とつながっている文章書ける人は、日本に5、6人しかいません。自分自身を編集して付加価値を考えます。

―編集する技術はどうやって身に着けましたか?

仕事していく中で編集する技術を身についていました。

編集者をしている人は僕みたいな人が多いです。

いろいろ辞めて編集者になってる。それで、メッチャ生き生きしているみたいな。そういう人たちって、楽しさのぞいたらなんもないんですよ。だから、無意識のうちに自分を編集しています。

―最後の質問ですが、学生時代の自分に言いたいことはありますか?

間違ってないよって言いたいです。

今回の取材を通して、自分の能力を多角的に分析して編集できる能力は、自分の芯を貫くためには必要不可欠な能力であると感じました。

Yさんのように、自分自身が成功しているとらえ方を探して強く生きたいと思います。

(インタビュー・文/西亀貴之)
(写真/ Kat Stokes on Unsplash

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「ライティング基礎ワークショップ」受講生課題記事

sentenceが開講している『ライティング基礎ワークショップ』の受講生が、課題として作成したインタビュー記事です。
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