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「編集」のキモは、必要な情報を絞りこむこと───。「ライティング基礎講座」7月期第4回を開催しました!


ライティングを学び合うコミュニティ「sentence」では、講義やワークショップを通じて、基本的なスキルの習得を目指す「ライティング基礎ワークショップ」を行なっています。8月7日に、7月期第4回目の講座を開催しました。

最終回となる第4回のテーマは、 『文章を編集する』です。前回行ったインタビューを元に書いた記事をペアで確認し合い、編集と校閲の作業を体験していきました。


校閲は間違いをなくし、編集は磨き上げる作業

最初に校閲と編集の作業の違いについてのレクチャーを受けました。

校閲は誤字脱字や引用データ・固有名詞など表現の誤りを直し、不足を補っていく作業。

編集は一定の方針のもとに情報を整理し、より読みやすい文章にしていく作業です。わかりやすい構成にすることはもちろんのこと、漢字や句読点は多すぎないか、一文の長さ、順番は適当か、表現はわかりやすいかなど、細かいところもチェックします。

受講生たちは講座で共有された「校閲と編集の基本チェックリスト」を見ながら、校閲と編集の違いを学びました。

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ここでさらに、講師から編集の際に特に気をつけるべきポイントが説明されました。
それは、必要な情報を絞り込むこと。


あらゆる情報を伝えたほうが分かりやすいと思ってしまいがちですが、どんな記事を書く場合でも、情報を盛り込みすぎると話が錯綜してしまい、本当に伝えたいことが伝わりにくくなってしまうのです。。だからこそ、編集の際にはその記事で伝えたいことに焦点を合わせ、情報を絞りこむのが大切なのだといいます。


ペア採点で、自分の記事を客観視する

続いて「採点シート」を利用して、インタビューを行ったペアの記事をチェックすることに。以下の6つのポイントに気をつけつつ、それぞれ10点満点で採点を行いました。

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他者の目線でフィードバックしてもらえると、自分の文章を客観視でき、無意識のクセや特徴を捉えられます。

校閲と編集のワークを通じて、受講生たちは他者の目線でチェックしてもらう大切さを実感できました。

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最後に、これまでの講座について聞いてみると「インタビューが記事になるのが嬉しかった」「みんなに共通の目的があったので真剣に取り組めた」といった感想が。その後さらに書くことの難しさや仕事の話などにまで広がり、大いに盛り上がりました。

sentenceでは、今後もライティング初心者の方に向けた講座を開催していく予定です。講座の情報は随時sentenceの公式Twitterで公開していく予定なので、興味がある方はぜひフォローしてみてください。

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